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【火の鳥と荒鷲と】キャプテン松山24【地獄の鴉】


[620]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/09(金) 23:55:12 ID:???

そこでとうとう、黙って聞いていた霊夢がシャンハイと共に一歩進み出る。
自制に手一杯で身動きの取れない松山と、ひとまず口を閉ざした紫との間に割って入った。

霊夢「紫……そこまでにしなさい。今までのどうせ前置きなんでしょ? もういいから本題とっとと話してくれない?」
紫「あらあら怖い顔。 ごめんなさいあんまり松山君の反応が可愛くて興が乗ってしまいました。
  さて、本題とは……ようするに、私が霊夢をここまで連れてきた理由なんだけどね。
  地底の妖怪を連れ出すプロセス……。
  並列して存在する世界で必ずふらのが敗れるのと同じに、地底の妖怪達は一度退治されなくてはならないのよ。
  妖怪退治の専門家である紅白の巫女か、白黒の魔女の手によって。
  それが為されないまま、地底の妖怪の介入を好きにさせると、幻想郷のパワーバランスが崩壊してしまうの」

それだけは絶対のルール。幻想郷を維持するには何としても遵守しなければならない無二の掟。
故に白黒の魔女……つまり魔理沙が道半ばで目的達成し、地上に顔を出したのを見つけた時はさぞ慌てたと付け足した。
お肌の手入れや、寛ぎ方100選を試す午後の予定全て投げ打って神社に出向き、渋る霊夢の尻を叩いて連れ出したと話す

霊夢「そんな大事なの? 妖怪なんて誰が退治したって一緒じゃない。
   魔理沙が勝手に帰ったって、光に萃香に……あの変な奴もいるんだし。 どうとでもなったでしょ?」
紫「霊夢貴女ね……(さっきの富良野の話だけでは届かないみたいね……そんな容易くはいかないか)
   コホン。 今話したことが私と霊夢がここに居る理由よ。 そこで改めて……私達に聞きたいことはあるかしら?」



0ch BBS 2007-01-24