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【火の鳥と荒鷲と】キャプテン松山24【地獄の鴉】


[682]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/11(日) 23:52:28 ID:???

A 試合を受けてたつ!



松山はすぐに、チームメイトの霊夢であろうと人任せにする考えを振り払った。
大きな試合を超えたばかりの疲れた心身に鞭打って、戦意を奮い立たせた。
一瞬、息を止めて――。

松山「いいや! 他でもない俺がスーパーシューティングプレイヤーになる為に、地底までやって来たんだ!!!
   俺が望んで始めたことなんだ。 最後まで――――俺自身がきっちりとやり遂げてみせる!!!」

熱く燃え滾る感情を隠さず、真っ直ぐ己の決断を言うと、紫は表情を歓喜に変えて頷いた。

紫「松山君ならそう言って貰えると思ってたわ。
  ……ねぇ、霊夢? どうかしら今の宣言は? 胸に響くものあったんじゃなくて?」
霊夢「うん? 光がキャプテン続けて頑張るてんでしょ? いいことじゃない? 私も楽が出来るし。
    何よ……その妖精から被弾したみたいな大袈裟な項垂れ方」

一瞬にしてテンションとか高揚がここ地底よりなお底辺に落ちたと言いたげに、紫は盛大に肩を落とした。
人間ならば何年も老け込んでしまいかねない深い深い溜息と共に。
その様子は、余裕の笑みを崩さないスキマ妖怪にしてはレアで……気になり、ちょっと心配になった松山が詰めると。

紫「……」
松山「あっ……何、です?(ズーンと俯いたと思ったら俺の顔をまじまじと?)」
紫「いいえ、何でも。(はぁぁぁ〜〜っ…………。
  鍵は間違いなく、この雪国少年が握ってる筈なのよね。 何しろ霊夢を二回もサッカーに引っ張り戻したのだから。
  けれどここに至っても引火に至らず水中に火を求むが如し。 何が足りないというのかしら……)」
霊夢「あ。……そろそろお腹空かない? 弾幕ごっこもしないなら地底のご馳走食べていいわよね?」

腹部を抑え、何かから気を逸らす風に霊夢が言うと、紫は力ないまま頷き渋々とスキマを開いてみせた。
顔を明るくさせ、そこから霊夢が外界に身を躍らせようとし、松山も習ってついていこうとするが……。



0ch BBS 2007-01-24