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【火の鳥と荒鷲と】キャプテン松山24【地獄の鴉】


[684]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/11(日) 23:56:45 ID:???

紫「まったく参っちゃうわ。
  のこのこ地上に戻ってきた白黒といい、想定の上を超えるのが若さとはいえ対応するには堪らないわよもう」
松山「そういえば。 さっきの紫さんの口振りだと、魔理沙さんが今もここに残ってる筈だったんだよな?」
紫「ええ。それが何か?」
松山「その場合、助っ人とかどうなってたんだ? 紫さんが霊夢さんを連れてきたのもイレギュラーな事態みたいだし」

道半ば旧都で、難題クリアのドラゴンの杖を見つけて魔理沙は、躊躇など蚊程も見せずとっくに離脱しこの場に居ない。
気にしてもしょうがないとは思いつつ、好奇心には勝てず松山が問うと、紫はさもつまらない些事と言いたげに答えた。

紫「あぁ。まぁもう今となっては関わりない事だけれど。
  大雑把に見えて用意周到な魔女のこと。 お得意のスピードを殺しかねない大荷物を抱えてたでしょ?
  荷の中身は遠隔操作用の等身大人形と、山の河童の珠玉の一品、メカニトリの組み立てパーツが収まっていたの。
  ……担いでなんていないわよ? どの道、辿らなかった分岐路なんて知ったところで益にはならないのだし」
松山「はぁ。それで、俺にまだ話って……何です?」
紫「今日の試合の終盤、貴方は自分が何をしたか解っていて?」
松山「……!?」

責める口調ではない。 むしろ物静かに労わる様な物言いだが、松山は心臓を鷲掴みされたみたいに効力した。

紫「あらそういえば……能力についての話は、松山君と一度もしてこなかったかしら?」

紫はそれについてはこちらの怠慢だと詫びを交えつつ喋りながら、松山用に椅子を用意し、座るよう促した。
落ち着く為にも座ると、話の出だしは……松山が授けられて久しいワイルドイーグルについてからだった。



0ch BBS 2007-01-24