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【火の鳥と荒鷲と】キャプテン松山24【地獄の鴉】
[700]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2010/07/12(月) 22:58:53 ID:???
松山「っくあ……!?」
能力を簒奪された過去の記憶と酷似した光景から成る悪寒に、松山が呻く。
しかし紫は手を止めず、鼻歌まで口ずさみながら、やがて「あ、これね」と呟き、暫くして手を引きぬいた。
紫「それじゃ肥大化封印、確かに施しました。……これで今後、能力が成長していくことはないわ。
こちら風に言えば、"数秒の時間を操る程度の能力"かしら?
時止めとかいう能力を停止させるとか、全く松山君の周囲は何が起こるかわからないわねぇ」
松山「……」
紫「別に責めてる訳じゃないわ。
外来人が起こす変化とは、基本的に愉しむことにしてるの。 貴方にはもっと頑張ってほしいしね……。
それじゃ今誰の邪魔の入らぬ内に、能力の扱いまでついでに決めておきましょう」
松山「え!?」
紫「何、その嫌そうな顔は。私とお喋りするの、そんなに嫌?」
松山「(ぐぅ、試合後で腹減ってるのにな……)」
紫「さて、時間を数秒停めることが可能になったけれど、サッカーの試合のモードの1つとしてしか使えないわ。
それも停止できるのは、1秒か2秒に満たない程度……。
松山君が100mを13秒台で走れたとして、そこに能力を足しても、最速天狗や、10秒台の俊足には追いつけない。
体を寄せる前に、シュートやセンタリングをされてしまうでしょう」
松山「それが、人間の範疇に納まるってこと……ですか?」
紫「その通り。もっとも速度比べではそうだけど、様は使い道次第だわ。
この能力は応用が利く。 幾つか並べてみたけど、この中から松山君が自分に合った使い道というのを選んで頂戴」
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0ch BBS 2007-01-24