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【火の鳥と荒鷲と】キャプテン松山24【地獄の鴉】


[729]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/14(水) 00:46:59 ID:???

語気荒く聞き返すと、ペット達の驚きの視線が向けられ騒然となるのがわかったが、そちらはさとりが取り成した。
冷静に振り返ると……試合後の松山を、地霊殿で待ち構えてた風に突如、現れたに見えたスキマ妖怪・八雲紫。
しかしそうではなかった。 松山の知らぬところで、何事か画策してたのだと今になって知らされて松山は瞠目する。
乱れた思考を読みきって、さとりが同情するかのように短く息を吐いた。

さとり「(秘密裏に動き回られては、驚かされてばかりの様ね……地上の妖怪は悪趣味だわ)
    直接出向いた時、彼女はある取引を私達、地霊殿にもちかけてきました。
    『この扉を使って、地上と地霊殿を繋ぐ近道にしてあげましょう』と。
    それに乗れば、大事な仕事を任せてあるお空やお燐も行き来がしやすくなると思いました。ですが……」

その時に紫は、松山と、博麗の巫女である霊夢を相手に試合を組むようにと、さとりに要求してきた。
勝敗は問わないが、決して手を抜かぬようにと条件を盛り込んで。
そうして、恙無く取引を纏めると、舞台となるスタジアム建築に必要な、資材や図面を提供し姿を眩ましたらしい。

松山「ち、ちょっと待ってくれ?
   話を纏めると……次の試合をお膳立てしたのはやっぱり紫さんで……だがそれが幻想郷のルール……?
   それに! 話によると、試合さえ終われば、紫さんが旅の扉で地上と地底間を繋いでくれるのか!?」
さとり「ええそうです。 ただし彼女が欲してるのは、次の試合で地底の妖怪が人間に退けられたという証左です。
    もし松山さんと巫女が私達に敗れるようなら、彼女の心には……相応の罰則を課す意思が見受けられました」

そこまでを聞き……松山は深く深呼吸をした。
どうしても、幻想郷での自分のサッカーは、周囲の謀に翻弄されているなと痛感しながら息を吐き出す。

松山「(紫さん、頑張ってと言ってたが……ほんと俺のこと応援してくれるのかさっぱりわからないな……。
   まぁとにかく次の試合も勝ってこそ道が開けるってことだな! よし、試合の日は……)」



0ch BBS 2007-01-24