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【火の鳥と荒鷲と】キャプテン松山24【地獄の鴉】


[775]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/15(木) 23:11:29 ID:???

そんな中央テーブルの顛末を、離れた場所から、心なしか悲しそうに見ていた小さな影があった。

シャンハイ「あぁ……光様、あっちで夕食召し上がってしまったみたいです。
       デ、デザートも、あ〜ん、で……仲良さそうに……」
霊夢「……」

守矢のパーティーと同じく、ご馳走の味を楽しんでた霊夢が、真近くの沈んだ気配に眉を顰めて箸を伏せた。
自分の顔のすぐ右に浮かんで、そわそわおろおろしてるシャンハイ人形に、しゃ〜ないと目を閉じ話しかける。

霊夢「あんたね。 他ン所の食事風景をいちいち実況しないでいいから。
    光と一緒におゆはん食べたかったなら、ここに残ってないで飛んでけばよかったじゃないの」
シャンハイ「え、それは……だって」

少し苛々してる様子の霊夢に、言いよどむシャンハイだが、やがてしっかりと気持ちを前に向けて答えた。

シャンハイ「霊夢様、一人に見えたし……私達の事情に巻き込まれて急に連れてこられたそうだから、その……」
霊夢「……っ、あ、あんたね。 呆れた……。
   もういいから主人のとこ行きなさい。 人形に心配受ける程、博麗の巫女はやわじゃないのよ」

目線を逸らし、ぶっきらぼうにシャンハイに手を振り促すと、シャンハイはそれに従った。
途中数回振り返ってきたのを黙殺して、霊夢はこれでやっと落ち着いて食事を堪能できると、箸を手に戻す。
気紛れに……一度、青いドレスをなびかせ飛行するシャンハイをこそっと見た。

霊夢「(人形とはいえ、あんな甲斐甲斐しく尽くされるのってどんな気分かしら。
    別に……うらやましくないけど、光の奴、ドが付く位に朴念仁ね……)」


*霊夢の好感度が下がりました。



0ch BBS 2007-01-24