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【アップダウン】小田Jr.の野望16【ストーリー】


[412]小田ジュニアの野望:2010/06/25(金) 23:31:38 ID:NJGPlE7w
>>409
はい。ようやく本番です。ここから本当の冒険は始まります。

>>410
う〜ん…流石に重要ポイントで出ればありえるかもしれませんが、通常移動や
関係ないところでは無理だと思います。(JOKER2連とかならいきなりワープもありでしょうが)

>>411
そうですね。ジュニアの望みもそれだと思います。

山道を移動1時→クラブQ

敵出現(ザコ!)

小「…たかだか5時間の移動で4回目かよ?」
省4

[413]小田ジュニアの野望:2010/06/25(金) 23:32:39 ID:NJGPlE7w
リズ「珍しいですね。森にトリウマがいるなんて」

小「…時々馬の代わりに行商人が馬車に繋いでいる奴だろ?」

リズ「はい。飼いならす事が出来ればこれ以上ない移動手段になるのですが…今はそんなこと
いっている場合じゃないですね」

っと、会話しているうちにトリウマはその快脚で逃げさる。

小「…おい。向こうから逃げ出したんだけど…」

リズ「はい。あれは敵というよりもこちらの方が乱獲する対象の敵ですから当然逃げ出します」
省7

[414]小田ジュニアの野望:2010/06/25(金) 23:33:52 ID:NJGPlE7w
小「予想より随分早くついたな」

リズ「はい。この慈雨のお陰ですね」

そういいながら早速塔の真正面についている大きな扉をノックする。

???「はいは〜い!予定どおり来たかいな。」

そういう声と共に門は開く。

〜〜〜

小「星見の塔という事だから天文台みたいなのを期待してたんだけど単なる塔だな」

誰もいないまま開けられた扉を潜った一行を待ち受けていたのは極普通の…いやこの世界では極普通の 省6

[415]小田ジュニアの野望:2010/06/25(金) 23:34:53 ID:NJGPlE7w
ジュニアたちは何故か既に用意されている湯気のたったティーカップが置かれているテーブルに
備え付けられている椅子に座る。

そして数分後…

???「スマンね。お前たちが来るのは知っていたのだが、この体では動きにくくての。」

そういいながら山のような本を持ってやってくる白ずくめの少女。漆黒の髪にまるで白磁のような純白の肌、
年のころは紫乃と同じくらいだろう。ジュニアよりも更にちびっ子だ。

小「俺たちが来るのがわかっていたのか?」
省11

[416]小田ジュニアの野望:2010/06/25(金) 23:35:56 ID:NJGPlE7w
???「だが流石に驚いたぞ?いきなり一月ほど前に運命が変わったのだからね。こういう変化は
あまり好きではないのだが、招かれざる客とはいえもてなしの物を持ってきたものにはそれなりの
礼をせんとな」

そういいながらジュニアの座る席の対面に座る。因みに背が全然足りないらしく、足がプランプラン
しているのは御愛嬌らしい。

小「話がわかってるなら早い。実はティルの…」

???「ストップ!その前に私に渡すものがあるだろう?」
省16

[417]小田ジュニアの野望:2010/06/25(金) 23:36:57 ID:NJGPlE7w
???「まいまい!本当に旨いな。本当にツヴァイの奴、人形の癖に私に命令ばかりするのだから困る。
大体…」

ぶつぶつといいながらもものの数十秒でプリンを食べ終わる。

小「……それじゃ、俺の用件をわかっているんだよな」

食べ終わったのを確認するとすぐさま言葉をかける。

???「ああ。もちろんだとも。そして私の答えもな。お前が帰る方法は5つ。」

いきなり本題を話しかけてくる。

[418]小田ジュニアの野望:2010/06/25(金) 23:37:59 ID:NJGPlE7w
???「一つ。コレが最も簡単だ。ドロッセルマイヤーに頼め。」

???「一つ。夢使いに頼め。そしてこの世界の出来事を全て忘れろ。」

???「一つ。もとの落ちた場所から飛び上がれ。数百年後の元の世界に戻れる。」

???「一つ。世界にお前を飛ばすのではなく、お前に世界を構築する。今であれば
向こうの世界の25日後に到着できる」

???「一つ。この世界の至宝『リア・ファル』を手に入れろ。そうすれば一度だけ思い描いた
運命を実現できる。」
省12

[419]小田ジュニアの野望:2010/06/25(金) 23:40:14 ID:NJGPlE7w
小「…その前に確認して起きたい。ティルは俺が元の世界に戻れば治るのか?」

???「本来なら一つだけ名のじゃがその前に来たか。まあいい、別に彼女はどこも悪くないぞ。
本人も全く困っていないだろう?」

予想外の返しがくる。

小「な、なんだって?どういうことだ?話が違うじゃないか!?」

???「お前はエルフから彼女は共生型の妖精だと聞いただろう?そして共生元との
接触が切れていることも知っている。だったらどうしてこやつは今生きているんだ?」
省23

[420]小田ジュニアの野望:2010/06/25(金) 23:41:16 ID:NJGPlE7w
小「???そんなものに心覚えはない」

???「お前は自らの娘に怒られた事も覚えていないのか?春菜姫は言ったであろう。
『なんてものを貰ってきたの?』っと」

フラウ(娘?……???)

小「貰ってきた…ティルに…春菜姫?……あ!!!」

そこでようやく思い当たる。

威霊のかけら…ティルが転生する際に一緒に埋めた秋津姫様曰く、『神様の力の源』

機嫌の良い秋津姫様から『絶対に直接見たり触ろうとしないように』と釘を刺された謎のアイテムである。
省14

[421]小田ジュニアの野望:2010/06/25(金) 23:42:16 ID:NJGPlE7w
小(つまり、春菜姫とティルが融合できたのはシュガーがいなくても可能だった…のか?)

小「いやそんなことより、それでは治る治らないではなく、元のティルにするにはどうすればいいんだ?」

???「別にどうする必要もない。もとの世界に戻り再び共生関係になればよいだけの話じゃ。
そうすればこれ以上の侵食は無くなり数週間もすれば綺麗さっぱり元に戻るさ」

小「…そっか。根本的な仮定が間違っていたけど結果的には同じ答えなのか。それならやはり戻るしか
なさそうだ」
省21

[422]小田ジュニアの野望:2010/06/25(金) 23:43:21 ID:NJGPlE7w
???「だがこの世の全ては胡蝶の夢じゃ。何が本当で何を嘘にするのかは選んだ当人しだい。
誰がどう思おうと世界はそれを信じた人物のものになるものだ」

フラウ「何言ってるの!そんなの残された人はどうなるのよ!」

小(…それぞれの選択か…ドロッセルマイヤーに頼むのはものすごく嫌だ。変わりに何か要求されそうだし。
夢使いに頼む…コレも却下だな。要は夢落ちにするってことだろう。で、次のコレだけど… 省29


0ch BBS 2007-01-24