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【アップダウン】小田Jr.の野望16【ストーリー】
[995]小田ジュニアの野望:2010/07/04(日) 02:59:11 ID:xBYkw3gw
ドラミ「その牛さんちっちゃい!まるで紫乃ちゃんみたい!」
ドラミ本人としては褒めているつもりなのだが、微妙な顔をする紫乃。彼女としてはドラミちゃん
だっておんなじくらいの背丈なのに、ちっちゃいといわれたのが心外だったのかもしれない。
そんなこんなで楽しく過ごす二人。しかし、その子牛のお母さん牛はそう思わなかったらしく、
遠くにいたはずの牛さんが猛突進で紫乃とドラミの方へと駆けてくる!
ドラミ「危ない!」
間一髪飛べるようになった翼を羽ばたかせながら紫乃を救い上げるドラミ。
紫乃「ドラミちゃん?飛べるの?」
ドラミ「あ!?やっちゃった。ママと強おやじには秘密だよ?」
地面に降り立つと紫乃を優しくおろし、まるで悪びれた様子も無くしー!っと口元に小さな指を
一本縦に構えるドラミ。一応ドラミが飛べることを知っているのはジュニアやティル、ドラコなど
ごく一部の人物だけだった…つまりはみんなには秘密にしていたはずなのだ。
紫乃「…うん。わかったの。ひみつひみつ…」
既にお兄ちゃんの周りにいる妖精を見たり、今は家でお留守番をしているまん丸ピンク鳥のピー助と
意思疎通が出来るほどに感受性豊かな紫乃は驚きはしたのだが取り乱す事無く
それをあるがままに受け止める。しかし、事件はそこで終わらない。
紫乃「あ!牛さん柵を越えて行っちゃったの…」
紫乃が指差す方には暴走して柵を飛び越えた母牛の姿。子牛はその場に留まっていたのだが
母牛の方はその先の森のようになっている場所まで駆け込んでおり、放っておけば
牛さんは迷子になる可能性も大きいと思われる。
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0ch BBS 2007-01-24