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【アップダウン】小田Jr.の野望16【ストーリー】


[996]小田ジュニアの野望:2010/07/04(日) 03:00:11 ID:xBYkw3gw
ドラミ「紫乃ちゃん、いこ?牛さんをお家に帰さなくっちゃ」

紫乃「うん。怖いけど…わかったの」

森の中は薄暗く、正直今すぐにでも帰りたいと思う。それでも自分達が牛さんの大暴走の原因を
作ったという責任感と、元来二人が持つ優しさが小さな紫乃とドラミを突き動かす。



〜〜〜

何分間歩いたのだろう?うっそうと茂る草を掻き分け空を飛べることを隠す必要の無くなった
ドラミが時折樹齢数十年の樹木の枝まで飛んで辺りを見回し警戒することでようやく牛さんを
見つける。先ほどまでいきりたっていた大きな牛さんだったが、見つけた頃にはどうにか落ち着いたらしく
森の中の小さな泉で疲れを癒しているようだった。

紫乃「泉?綺麗…」

木漏れ日がさしこみ、水面にその光が反射して宝石のようなキラメキを輝かせていた。
それは小さな泉であったがまるで泉の精霊が宿っているのではないかというほど神秘的で
紫乃とドラミは牛さんの事も一瞬忘れて幻想的な風景に心を奪われる。

???「おや、今回ははずれのはずなんだけど…キミ達は…そうか…彼の身内か…」

ふと意外な方向から声がかかってくる。それは泉からではなくそれを隠すように覆う木々の上からの言葉。
言葉の質は柔和で人を懐柔させるのに役に立つ道具として最も効果的な音律を奏でる。


0ch BBS 2007-01-24