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【ゴルゴム】ラインライダー滝第十話【最後の日】


[584]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/08/15(日) 20:26:24 ID:???

若島津(『森崎のいない今』だと……好き勝手言ってくれる!)

 若島津が歯噛みをする中、パンチングで弾いたボールは東邦の四番が確保していた。

東邦の四番「ふふふ、今日の試合こっちサイドはあんまり吹っ飛びシュートが飛んでこなくて役得だぜ。
      それクリアー……」

ガロード「油断大敵だぜ!」

東邦の四番「げぇっ!?」

 若島津の堅守によってやや心に隙が出来ていたのか、ボールをワントラップしてからクリアーを行おうとした東邦の四番。
 それが命取り。東邦の四番はガロードの強引なタックルをもろに受け、派手に宙を舞った。

実況「あーっと!? ガロード君がクリアーされる前にボールを奪い取った! 頑駄無の攻撃はまだ終了していません!」

ガロード「へへっ、ようやくシュートチャンス到来だぜ!」

 そしてこれまた迷うことなくガロードはシュートを打つべく右足を振り上げた。

実況「ガロード君シュートに行く! だが若島津君も既に体勢を立て直しているぞ!」

若島津(大丈夫だ。ここまでの試合の映像を見る限りこいつのシュートも左腕で十分に防げる)

 自分の後ろにあるゴール目掛けてシュートを叩きこもうとするガロードの姿を見ながら、若島津はそんな事を思う。
 彼には自信があった。翼のいない日本に自分を脅かすようなシュートを打つ選手など日向以外存在しないと。
 ほんの数週間前にその考えは脆くも崩れ去ったが、それでも目の前のガロードのシュートに脅威は感じていなかった。
 数瞬後、彼はそれを後悔する事となる。


0ch BBS 2007-01-24