【ゴルゴム】ラインライダー滝第十話【最後の日】

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[968]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA ：2010/09/12(日) 22:43:44 ID:???

～番外編・○○○○の章～

　鳴滝が元気に仲間集めを再開していた頃、士の情報を得た海東大樹は現在拠点にしている光写真館に帰宅していた。
　この光写真館は、ディケイド――門矢士が様々な世界を渡り歩く時に拠点となっていた場所でもある。

夏海「本当ですか！？　士君の居場所が見つかったって！」

　帰宅した海東から士の居場所が判明した事を聞き、写真館の住人である光　夏海は大声をあげた。
　この世界にやって来てから数ヶ月。ようとして知れなかった士の居場所が判明したのだから無理もない事ではあったが。

海東「鳴滝さん経由の情報だからね。十中八九間違いないと思うよ」

栄次郎「そりゃあ良かった。士君も無事にこの世界に来てたんだねぇ」

　夏海の祖父であり写真館の主人である光栄次郎も、比較的落ち着いた様子ではあったが士の無事を喜んでいる様子である。

夏海「それで、士君は今何をしてるんです？」

海東「なんでも生田（仮）とかいう高校でサッカーをしてるらしいね。どうやらそれがこの世界で士がやるべき事らしい」

夏海「サッカー……ですか」

　海東の言葉に夏海は一瞬キョトンとした表情を浮かべていたが、やがてプルプルと怒りに震え始めた。

夏海「許せません！　私達がこの数ヶ月必死になって士君の居場所を探していた中士君はのんびりサッカーをやっていただなんて！」

　実際には士の方もGUYS経由で光写真館の場所を探してもらっていたり、
休みの日には街中を探しまわったりしていたのだが、当然夏海の方は知る由もない。

前次写

0ch BBS 2007-01-24