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【全国が】キャプテンEDIT・10【待っている】


[752]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/07/04(日) 13:46:44 ID:???
沢木「おいおい。開会式の前にトーナメント表を見てなかったのか?」

大前「!? 誰だっ!」

からかうような声音に振り向くと、大きく突き出た特徴的な前髪の少年が不敵に笑っていた。

沢木「お前らが南葛と当たるのは決勝戦だ。万に一つも無い対戦を想定する前に、土産物屋でも見て回ったらどうだ?」

明和東キャプテン「お、おいっ! 沢木!?」

沢木「いいじゃないですか、キャプテン。物知らずなおのぼりさんに、親切に忠告してあげるくらいは」

上級生らしい選手の制止にもかかわらず、沢木と呼ばれた選手は物怖じしない。

早瀬「てめェ……そのユニフォームは確か、一回戦で当たる明和東中だな?」

沢木「ああ。この後、浦和まで行ってお宅と一戦さ。……ったく、なんで地元の俺らがサブ会場に回らなきゃならないんだか」

堀「そうそう。疲れの堪る日程だよな。ってわけで、試合じゃ疲れたくないからサクッと負けてくれな?
あと、大事な身体だから削ったりとかも無しで。どうせ結果は変わらないんだから、クリーンな内容で、な?」

川越「おいおい、言い過ぎだよみんな。向こうさんは一泊二日の急な日程なんだし、もっと労わってあげようよ」

沢木に続いて、二年生らしき選手数人が続いて言う。どの顔にも尊大な自信と嘲弄の色が浮かぶ。

早瀬「コイツら、言わせておけば……っ!」


0ch BBS 2007-01-24