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【さらば】森崎in異世界完結編【遠き日】


[102]キャプ森ロワ:2010/08/09(月) 22:28:07 ID:???
『躍動していますっ!サンパウロFC!!さぁ…今ボールを持つのは……10番の……』

『大空翼選手ですね。いや〜軽やかですよ彼のドリブルは』

『ブラジルでいい影響を受けたようデスネ。いや〜これは将来が楽しみデスヨ』

実況の解説と共に歓声が巻き起こる。どうやら雑談に夢中になっていた間にすでに試合が始まっていたようである。
グラウンドに視線を落とすと、そこにはボールを持ったサンパウロFCの10番を背負う大空翼が
ハンブルガーSVの中盤を得意の南米式ドリブルで切り裂いている所だった。

「ほう…腕を上げたなツバサ・オオゾラ。それにプレイというか雰囲気も随分変わったように思うが…」

「確かにな…以前はキレこそあったが…何というかプレイに余裕が無いというかそんな印象すら感じさせていたが…
今はまるで憑き物が落ちたかのように伸び伸びとしているように思えるな」

確かに翼の技術は上達していたが、それは成長期であるから当たり前のものとしてそのこと自体にはさほど大きな驚きは無い。
それよりもシュナイダー達の関心は翼のプレイの質が大きく変化している事に注視していた。今の翼には以前の翼には無い
溌溂としたものを感じ取ったからであるが…

「あれは変わったんじゃねぇよ…」

しかし森崎はそれを静かに、だがきっぱりと否定する。そしてその森崎の表情は無表情で視線は翼を捉えているようで──

「…元に戻っただけさ…元のサッカー小僧にな」

翼ではない何か別のモノを見ているようでもあった。そしてシュナイダー達も森崎の言葉に思い当たる節があったのだろう。
特にそれについて言及することは無かった。しかし代わりに…


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