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【さらば】森崎in異世界完結編【遠き日】
[679]キャプ森ロワ:2011/07/21(木) 22:17:45 ID:???
────しかしそんな俺の切なる願いは────
ガコォォォン
────世界の真理の前には悲しいくらい無力だった────
「あああッ!!ポストォッ!!新田くんのシュートは無常にもポストに当たってしまったァ!!
これはビッグチャンスを前に焦ったかぁ!?そのこぼれたボールは…フライハイトくんが拾う。
フライハイトくんそのままクリアー!ドイツこれは救われました!!そして今度はドイツのカウンターアタックです!!」
「戻れぇ!!皆戻るんだァ!!」
本来ならばキャプテンである俺が率先して叫ばなければならないことを俺ではない誰かが叫んでいる。
しかし今の俺にとってはその声は別の世界の出来事のように遠くに聞こえ、ただただ目の前の現実に呆然としていた。そして…
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
俺にとっては“再び”終わりを告げる悪魔の宣告。その音を聞きながらぼんやりと考える。
(決めたのは順当にカペロマンか?それともシュナイダーか?いや意外にシェスターってのもあるか…)
が、すぐに思考を止めた。誰が決めようと関係ない。確実にあるのは先制点を決められたという結果のみだからだ。
「フ、フフフ…アハハハ…アーハハハハハハハハハハッ!!」
笑うしかないとはまさにこのような事態を指すのだろうか。気がつけば俺はしりもちをついて狂ったように笑っていた。
その笑い声すら酷く遠くに感じる。その姿を見て何事かと思ったのだろうか、
本来であれば得点シーンというサッカーでも最も華やかな場面のはずが、敵味方関係なく入れ替わり立ち代り俺に何か言っている。
中には罵声、更には頬を容赦無くはたく奴もいたが、やがてウチのチームメイトの誰かが監督に向けて腕で×を作ると
忙しなく選手交代が告げられる。だが今の俺にはそれらの一切が雑音でしかなかった。
その後の事はほとんど覚えていない。いや…少なくともこの試合の結果だけはもうすでに“知っている”
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0ch BBS 2007-01-24