※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【さらば】森崎in異世界完結編【遠き日】
[85]キャプ森ロワ:2010/07/27(火) 21:42:44 ID:???
「だが…ここまでだな。いくらセンスがあろうとも、自らの力の使い方も満足に知らず、感情を碌にコントロール
できんような子供ではこれが限界だ」
そしてもうすでにまともに動けないであろうZガンダムにゆっくりとクロスマッシャーの照準を合わせるシロッコ。
後はトリガーを引くだけで己の天敵ともいえる不愉快な存在を消滅させられる。その事に柄にも無い高揚感を覚えながら
シロッコはクロスマッシャーのトリガーに手を掛ける。
「く…くそッ…ううう…」
コクピット内でロックオン警告音が鳴り響く。それだけではない。機体の異常を示すアラートも同時に鳴り響いている。
何とかしなくては…と頭では思っているのだが、今のヴァルシオンの蹴りの衝撃はZガンダムのショックアブソーバーシステムの
限界を有に超え、カミーユの体は大きく揺すられてしまいどうやら軽い脳震盪を引き起こしているらしく、
操縦桿を握る手は震えるだけで全く動いてはくれない。
そして…ヴァルシオンの右腕から螺旋状に絡む赤と青の光芒がZガンダムに向かって放たれる──
(直撃…!やられる──!?)
こうなってくるとなまじ直感力が高いのは残酷である。自分が撃墜されるのをまるでスロー映像を見るかのように
感じ取ってしまうのだから。だがカミーユを包んだのは赤と青の光芒ではなく…
先程も感じたどこか懐かしい感覚を持つ碧の光だった。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24