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【さらば】森崎in異世界完結編【遠き日】


[87]キャプ森ロワ:2010/07/27(火) 21:44:58 ID:???
「ゼ、Zが…どうしたんだ?」

Zガンダムにそう形容してよいのか分からないが、人魂のようなモノが集まるのが見える。果たして気でも触れたのだろうか。
そうでも思わなければ目の前の光景を現実として認識するには余りにも浮世離れしている。
だがそれが真実だと告げるかのようにシロッコの脳髄は不愉快さと共にかつてないほどの疼きを彼に伝えていた。
そして人魂のようなものを吸い込んだZガンダムは燃え盛る炎のような赤いオーラを輝かせながらその身に纏う。

【宇宙を駆ける〜Zの発動】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5522694

「私の知らない武器が内蔵されているのか?」

『わかるまい。人を家畜のように扱い、他人を受け入れようとしないシロッコには。この俺の体を通して出る力が!』

そして自分を諭すようなカミーユの声は通信回線から聞こえてくるものではなく、脳に直接響き渡るような感覚。
それに伴って脳髄の疼きは更に増している。

「体を通して出る力?そんなものが、ヴァルシオンを倒せるものか!」

それでも尚、シロッコは目の前の現実を認めようとはしない。いや認められないのではない。理解できないのだ。
戦闘能力と言う面だけでみるならシロッコのニュータイプ能力は間違いなく優秀と言えただろう。
だがニュータイプの本質…相互理解という概念の方では彼はついぞニュータイプ足りえることは無かった。

《カミーユはその力を表現してくれるマシンに乗っている…》
《Zガンダムにね》

「女の…声?」

だから彼女達の声は聞こえてもその姿を双眸に捉えることは出来ない。
何故なら、それは孤独であるシロッコには絶対に起こしえぬ力だったから。


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