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【さらば】森崎in異世界完結編【遠き日】


[98]キャプ森ロワ:2010/08/09(月) 22:23:37 ID:???
「別に構いやしないさ。でもまぁあれだな…“あの時”以来だなこうして三人揃うのも…」

「そうなるか?…まるで昨日の事のように思い出せるが…」

「そうか…あれからもう三年にもなるのか…」

森崎の言葉にシュナイダーもピエールもそれぞれが“その時”の事を思い出しているだろう。どこか遠くを見るような
眼差しで懐かしむように呟く。それは三人にとってこれから先の人生も含めても間違いなく最も激動であった時の事を。
しかしやはりどうしても思い入れが深いのだろう。結構な時間しんみりとした時間が続いてしまったため、
流石にこれ以上は話が進まないと森崎は二人に兼ねてからの疑問を振る。

「それにしてもさ、二人ともトップでプレイしてんだろ?バイエルンにボルドー…こんな日本くんだりまで来るのを
良くクラブが許可したよな?」

「俺は右足の怪我でな…といっても大した怪我じゃ無くてもうプレイ自体は可能なんだが…
まぁ大事をとってと言う事でクラブから休養を言い渡されててな…」

「そうか…で、ピエールの方は?」

「俺の方は先週UEFAチャンピオンズリーグの予選で出場したから、今週はターンオーバーで丁度休養週だ」

「ふ〜ん…UEFAチャンピオンズリーグねぇ…景気のいい話で羨ましい限りだな」

森崎の言葉に羨望の感情から発せられる毒気が混じっているのは誰も責められないだろう。UEFAチャンピオンズリーグ。
それは欧州クラブシーンにおける最も権威ある国際大会。翻って自分はと言うと決して卑下するわけではないが、
いくら有名クラブを招聘しているとはいえ、所詮ユース代表で、しかもサッカー後進国である島国で開かれている小さな大会。
すでに国際大会に戦いの舞台を広げている二人に置いて行かれているという気持ちが沸くのも仕方の無い事だろう。
そんな森崎の様子にシュナイダーとピエールは顔を合わせて苦笑する。


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0ch BBS 2007-01-24