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【奇跡を起こす】幻想のポイズン37【何度でも】


[480]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/02(金) 16:45:51 ID:???
>A.「まだ振り出しに戻されただけだ! 勝つのは俺達、オータムスカイズだ!」 俺達が勝つと反論をする
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早苗の宣言に、あえて反町は吼えた。
後半戦、オータムスカイズは1点も挙げられず、逆に守矢には2点を返され。
試合の流れ、そしてスタミナの有無を鑑みればオータムスカイズは明らかに劣勢である。
しかし、それでも反町はまだ諦めていなかった。
前半戦の早苗と同様、劣勢に陥っても諦めない――根性が反町にはあったのだ。
その反町の言葉を聞いて、早苗はあくまで厳しい顔つきをしつつもどこか嬉しげにしつつもう一度口を開く。

早苗「……勝負です、反町君。 一選手としては負けましたが……しかし、試合には勝ちます。
   残り時間10分……私も全力で行かせていただきますよ! ハァッ!!」

バチバチバチィッ!!

言いながら、気合一つ入れると同時に早苗の髪は一瞬にして金色に染まり。
やや悪くなった目つきを反町に向けながら、早苗――否、超サナエは笑みを浮かべる。
今まで早苗は本気であった……しかし、全力は出していなかった。
それは試合展開が終盤にならなければ、全力を出してもすぐに体力が切れてしまうということがわかっていた為。
しかし、ここに来て――ようやく同点に追いつき、そして残り時間が10分となった今。
早苗は自身が持てる力、100%の力を出すことを迷い無く決断したのだ。
それはひとえに、自身が全力を出さずとも同点に追いついてくれると仲間達を信頼していたが為。

超サナエ「天子さん達のお陰で、超サナエにならずとも同点に追いつけました……。
     まだ体力は余っています……残り10分、フルに動いて行かせもらいますよ」
反町「望むところです……!」
超サナエ「では……いい試合にしましょう! お互いの為にも!」

金髪を翻し、超サナエは威風堂々といった様子で自陣へと引き上げていく。
反町がその後姿を見守る中……天子のシュートに吹き飛ばされたものたちはようやく体勢を整えなおし。
橙も前線から戻り……反町を囲む。


0ch BBS 2007-01-24