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【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】


[225]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/07(水) 20:19:24 ID:???
ある者達はフィールドに立つ勝者と敗者を称えるかのように拍手を送り。
またある者達は守矢の健闘を称え、オータムスカイズの敗北に落胆をする。
明日の試合に思いを馳せる者達もいれば、決勝の事を今から考える者達もいた。
観客達の胸中はそれぞれであったが、しかし、言える事はただ一つ。
この守矢フルーツズとオータムスカイズの試合は、今、こうして終わったのだという事。

反町(……負け、た)

フィールドに立ち尽くしながら、電光掲示板に記された4−5という数字を見つめる反町。
どれだけ凝視をしても、その数字が変化をする事は無く。
フィールドにこだまするのは、守矢フルーツズの歓喜をする声とオータムスカイズの嘆きの声。

リグル「私が……あそこで決めてれば……! 決めてれば……!!」

オータムスカイズのエースを自称し、今日の試合も1得点をあげたリグル。
しかし、彼女は拳を大きく握り締め、地面に叩きつけて歯を食いしばっていた。
萃香との対決時……もしも、後半、あそこで得点を決めていれば……。
カウンターを受ける事なく、失点をせず、このような結果には終わらなかっただろうと後悔をする。
勿論、それは結果論であり、更には仮定の話。
もしも得点が出来ていたとしても、更なる守矢の猛攻があったかもしれない以上勝てていたとは言い切れないが……。
それでも、リグルにとっては大きな後悔が残る結果となってしまった。

橙(どうして……!? どうして、あんなに練習したのに……!?)

今日の試合、右サイドのウイングとして出場をしていた橙。
守備が苦手である彼女は今日の試合、何としても得点に絡むよう攻撃面で活躍をしてやろうと意気込んでいた。
だが、蓋を開けてみれば橙は要所要所では活躍をしていたものの、しかし、決定機には絡む事が出来ず。
おまけに、最後の最後で諏訪子にボールを奪われてしまい失点を許してしまった。
八雲一家の一員として、決して許されない結果に終わってしまった事を、橙は嘆いていた。


0ch BBS 2007-01-24