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1- レス

【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】


[329]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/09(金) 15:07:55 ID:???
反町と三杉が控え室の前で会話をしていた頃。
一方で控え室の中にいたオータムスカイズの面々は、黙々と室内で着替えをしていた。
最後までピッチに立てていたものたちは、どうにか辛うじて自分に対する怒りも悔いも納める事が出来たのだが。
ベンチで見守っていた者たちは、未だにどことなく引きずったかのような表情である。

にとり(……スタミナの不足。 一番重要な課題だなぁ……。
    どれだけブロックが出来ようが、何本も打たれて先に倒れたんじゃ意味が無い……。
    PA内に突っ込まれてもまるで活躍出来る気がしないし……くそっ、お値段以上なんて言われて浮かれてたかな……)

にとりはどうにか平静を保ちながらも、自身のスタミナ不足が一番の問題点だと自己分析をしていた。
二度も全力でブロックに行けば、すぐにガス欠を起こしてしまう今の体力。
河童であるが故に陸上での激しい行動は疲れるという弱点が、目下の克服すべき点だと冷静に考えていたのだった。

レティ(言っても仕方ない事だけど……私が最後まで立てていれば、試合はわからなかった。
    チルノの土台になってあげられれれば、あの天人のシュートも防げた可能性が高いし……。
    最後のドリブルゴールも、私がいれば防げた可能性だってあった……。
    ……もう少し、役に立てられていれば)

レティは今日の自分の失態について恥じていた。
思えば今日の試合、神奈子のロングシュートを自分で阻めていればにとりも消耗する事は無く。
自分が橙にパスを送れていられれば、一気にカウンターを決められていたのだ。
後悔をしても仕方が無いと思いつつ……しかし、レティは自身の無力さを改めて実感していた。

うどんげ(ま、負けちゃった……私が入った途端に負けちゃった……!?)
てゐ(あー……早まったー……読み違えたー……やってもうたウサー……。
   人間に幸福を与える白兎ちゃんの名が泣いてまうウサ……)


0ch BBS 2007-01-24