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【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】


[771]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/13(火) 20:05:00 ID:???
言いたい事は全て言い切ったとばかりに、その女性は満足そうな顔を浮かべるとその場を立ち去り。
後に残った反町達は頭の上に疑問符を浮かべながら、その女性の後姿を見送る。

反町「だ、誰だろう?」
穣子「あんたの知り合いとかじゃないの?」
反町「知らないよ。 ……でも、なんだか不思議な雰囲気の人だったな」
メディスン「……幽香、どうかしたの?」
幽香「……いえ、なんでもないわ」

姿こそそこいらにいるような巫女さんであるものの、その身に纏う雰囲気が尋常ではなかった女性。
反町達が尚もその女性のいた場所に目を向け、誰だったのだろうと首を捻る中。
幽香はただ一人、平静を装いながらも……自身の内に秘める残虐性。
今はまだ"緩和"されたものの、かつては文字通り"最強"の名を欲しいままにしていた攻撃性。
あらゆる者を破壊しつくす、獣のような力が、あの女性を目にした瞬間、大きく膨れ上がるのを感じ取り……。
それを抑えようと、懸命に冷静になろうと拳を握って理性を保とうとする。

幽香(……そう、そうね。 魅魔が再びフィールドに戻る以上……あいつも戻ってきておかしくない。
   いえ、戻る事こそが必然……!)
リグル(どうしたんだろう、幽香……凄く怖い顔してるよ)

心配そうに幽香を見つめるのは、リグルとメディスンの二人。
彼女達は気づいていなかった……風見幽香が、拳を握って理性を保とうとしている反対の手で。
髪の長さが首にかかる程度まで短くなった今ではありえる筈も無い位置で、懸命に気を落ち着けようと髪を捜そうとするのを。


???(霊夢と魔理沙……どれだけ成長をしたのか、みせてもらいましょうか。
    ……期待に応えてくれると、いいのだけれどね)


0ch BBS 2007-01-24