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【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】
[783]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/13(火) 21:13:52 ID:???
なんとボールを持った魔理沙は、一々相手陣営へと運ぶ手間自体が惜しいとばかりに足を大きく振りかぶり。
一気にシュート体勢を取りながら、守矢フルーツズゴールへと視線を向ける。
これに慌てたのは、当然ながらこのいきなりのキックオフシュートを予期していなかった守矢フルーツズ。
天子と諏訪子はブロックにいけず、魔理沙は完全にフリーの状態から足を振り下ろし……。
ドッゴオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!
神奈子(だ、駄目だ……間に合わないッ!!)
萃香(しまった……! 酒飲むのに集中しててブロックにいけない――!?)
ボールは轟音を立てながら守矢フルーツズゴール目掛けて一直線に突き進む。
守矢フルーツズにとって不運だったのは、このシュートに対して誰もがブロックに向かえなかった事。
神奈子はよもやいきなりシュートを打ってくるとは思っていなかったのか不覚にも気が緩んでおり。
萃香は天を仰いで瓢箪の中身を飲んでいた為か、咄嗟にシュートコースに入れず。
衣玖は神奈子が影となってしまい、シュートの弾道を追う事が出来ない。
誰にも邪魔される事なく突き進むシュートを止められるのは、事実上GKである早苗のみなのだが……。
早苗「取る! 取ってみせますよ!」
バッ!
ジョン「あっとぉ!? これは早苗選手、懸命に飛ぶ! 果たして間に合うか!?」
その早苗だけは、辛うじて魔理沙のシュート――マスタースパークに反応をしていた。
50mの距離がある以上、取れる筈だと確信して、その両手を広げてキャッチに向かった。
こんな序盤に点を取られてはたまらないと、闘志を燃やし飛んだのだが――。
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0ch BBS 2007-01-24