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【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】
[797]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/14(水) 18:57:41 ID:???
観客「おー、その意気だー! いけいけ、守矢フルーツズ!」「でも博麗連合もPA固めてるぜ? 大丈夫か?」
橙(……昨日の試合勝ってれば、今頃私もああやってサイドを駆け上がれてたのかな)
穣子「サイドアタックが成功しても、中央ガチガチね……諏訪子様大丈夫かしら?」
レティ「あの天人はちょっと浅めの位置でパスを待ってるわね。 天狗はどっちにパスを……?」
文(さてと……やっぱりここは諏訪子様ですかね。
省40
[798]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/14(水) 18:58:50 ID:???
打算的に誰に任せるのが一番自分の得になるのかを考えつつ、諏訪子へとセンタリングを上げる文。
そのボールに諏訪子は大きく飛び上がりながらあわせるのだが……。
しかし、博麗連合の者達も当然ながらそのジャンプを黙って見過ごす訳にはいかない。
DFラインから諏訪子のヘディングを防ごうと、一人果敢に飛び上がったのは――額に勇儀のような一本角を持ち。
片手には刀を持ち、足が何故か存在しない地獄からの使者――コンガラ。
省59
[799]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/14(水) 18:59:50 ID:???
コンガラのクリアーしたボールは、しかし、守矢の西尾?がしっかりとキープをしていた。
元々、攻撃メンバーが霊夢と魔理沙の二人しかいない博麗連合。
中盤の数は当然ながら守矢に負けており、そうなればスペースを魔理沙と霊夢二人だけでカバー出来る訳もなく。
零れ球をフォロー出来る確率は非常に低くなる。
早苗「どんどん打っていって下さい! あの刀を持ったDFさんはまだ体勢を崩してますよ!!」
西尾?「了解じゃあ! それ、天子!!」
省50
[800]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/14(水) 19:01:07 ID:???
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!
キクリ(確かに速い……威力も十分……ですが、この程度なら……)
ブゥンッ……ボグワアアアアアアッ!! ピタッ
天子「おいィ!?」
キクリ「止められますね……。 ふぅ……」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
ジョン「あっ……ああああああああ〜っ!! だ、駄目です!!
天子選手の今大会猛威を奮う殺人シュートも、通用しなァいッッ!!
省48
[801]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/14(水) 19:02:16 ID:???
キクリ「さぁ、カウンターですよ! もう1点取ってきてください!」
魔理沙「おう! 霊夢、上がれ! 行くぜ!!」
神奈子「くっ……衣玖!」
衣玖「はい!」
観客達が未だに騒然とする中、キクリは確保したボールを大きくフィード。
ボールは中盤まで下がってきていた魔理沙が華麗にトラップし……。
霊夢はそれを見てゴール前まで駆け出し、神奈子と衣玖が慌てて魔理沙に詰め寄ろうとするが……。
魔理沙「どけェッ!!」
神奈子「ぐあああっ!?」
衣玖「くうううっ!?」
省40
[802]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/14(水) 19:03:16 ID:???
萃香「くそっ、A番、ここは任せた! B番、C番、魔理沙からボールを奪いにいくよ!」
河童A・天狗B・天狗C「「「おうっ!!」」」
早苗(萃香さんは行ってくれましたか……止めてくれるのを信じたいですが、万が一もある。
ここは必ず防がなければならない場面な以上……)
早苗「ハァッ!!」
バチバチバチバチバチィッ!!
超サナエ(出し惜しみは出来ない……! 全力で防ぎます!)
省35
[803]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/14(水) 19:04:32 ID:???
静葉「通ったはいいけど……」
穣子「……でも、他のと見比べると下手ね。 あのパス」
にとり「あははは……まあ、魔理沙も普段はパスなんてするタイプじゃないしねぇ……。
今回は萃香様相手に真正面から勝負するのは分が悪いと思ったからと……。
後は、萃香様がパスカットが苦手だから通ったんじゃないかなぁ?」
反町「ん? パスするタイプじゃないのか? あのパス、確かに静葉さんや幽香さんのものに比べれば低いけど……。
省46
[804]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/14(水) 19:05:37 ID:???
霊夢「さーて、これが止められるかしらね? 夢想封印!」
バシュウウウウウウウウウウウウウッ!!
超サナエ「調子に乗らないで下さい! これ以上は失点しませんよ!!」
ギュオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
ほぼフリーの状態から打たれた霊夢のドライブシュート――夢想封印は。
大きく伸び上がりながら、下降をして守矢フルーツズゴールへと襲い掛かる。
その様は正にゴールを奪い取ろうとする鷹のようであり……。
省30
[805]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/14(水) 19:06:46 ID:???
上空から変化をつけて落ちてきた霊夢の夢想封印目掛け、大きく飛び上がりながらパンチングに向かおうとする超サナエ。
しかし、ボールに手が触れようとした瞬間……ボールは突如軌道を変化させる。
それは超サナエにとってもなじんだ動き――そして、反町と三杉にとっても見知った奥義。
ドライブシュートに特別な回転をかけ、地面にバウンドをさせてゴールを狙いGKの動きを惑わせる必殺の技。
超サナエ「ミラクル……ドライブ!?」
省29
[806]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/14(水) 19:07:56 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
ジョン「あっ……あああああ〜っ!? こ、これは凄い!!
早苗選手! 霊夢選手の意表を突くミラクルドライブ――夢想封印・瞬を鋭いパンチで防いだァァァッ!!
流石は奇跡の風祝! ミラクルキーパー! 東風谷早苗選手!!」
普通にセーブをしようとしては、当然ながら間に合わない。
ならばと、超サナエはゴールバーを大きくパンチで叩きその反動で地上へと急降下。
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0ch BBS 2007-01-24