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【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】


[801]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/14(水) 19:02:16 ID:???
キクリ「さぁ、カウンターですよ! もう1点取ってきてください!」
魔理沙「おう! 霊夢、上がれ! 行くぜ!!」
神奈子「くっ……衣玖!」
衣玖「はい!」

観客達が未だに騒然とする中、キクリは確保したボールを大きくフィード。
ボールは中盤まで下がってきていた魔理沙が華麗にトラップし……。
霊夢はそれを見てゴール前まで駆け出し、神奈子と衣玖が慌てて魔理沙に詰め寄ろうとするが……。

魔理沙「どけェッ!!」
神奈子「ぐあああっ!?」
衣玖「くうううっ!?」 省40

[802]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/14(水) 19:03:16 ID:???
萃香「くそっ、A番、ここは任せた! B番、C番、魔理沙からボールを奪いにいくよ!」
河童A・天狗B・天狗C「「「おうっ!!」」」
早苗(萃香さんは行ってくれましたか……止めてくれるのを信じたいですが、万が一もある。
   ここは必ず防がなければならない場面な以上……)
早苗「ハァッ!!」

バチバチバチバチバチィッ!!

超サナエ(出し惜しみは出来ない……! 全力で防ぎます!)
省35

[803]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/14(水) 19:04:32 ID:???
静葉「通ったはいいけど……」
穣子「……でも、他のと見比べると下手ね。 あのパス」
にとり「あははは……まあ、魔理沙も普段はパスなんてするタイプじゃないしねぇ……。
    今回は萃香様相手に真正面から勝負するのは分が悪いと思ったからと……。
    後は、萃香様がパスカットが苦手だから通ったんじゃないかなぁ?」
反町「ん? パスするタイプじゃないのか? あのパス、確かに静葉さんや幽香さんのものに比べれば低いけど……。 省46

[804]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/14(水) 19:05:37 ID:???
霊夢「さーて、これが止められるかしらね? 夢想封印!」

バシュウウウウウウウウウウウウウッ!!

超サナエ「調子に乗らないで下さい! これ以上は失点しませんよ!!」

ギュオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

ほぼフリーの状態から打たれた霊夢のドライブシュート――夢想封印は。
大きく伸び上がりながら、下降をして守矢フルーツズゴールへと襲い掛かる。
その様は正にゴールを奪い取ろうとする鷹のようであり……。 省30

[805]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/14(水) 19:06:46 ID:???
上空から変化をつけて落ちてきた霊夢の夢想封印目掛け、大きく飛び上がりながらパンチングに向かおうとする超サナエ。
しかし、ボールに手が触れようとした瞬間……ボールは突如軌道を変化させる。
それは超サナエにとってもなじんだ動き――そして、反町と三杉にとっても見知った奥義。
ドライブシュートに特別な回転をかけ、地面にバウンドをさせてゴールを狙いGKの動きを惑わせる必殺の技。

超サナエ「ミラクル……ドライブ!?」 省29

[806]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/14(水) 19:07:56 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

ジョン「あっ……あああああ〜っ!? こ、これは凄い!!
    早苗選手! 霊夢選手の意表を突くミラクルドライブ――夢想封印・瞬を鋭いパンチで防いだァァァッ!!
    流石は奇跡の風祝! ミラクルキーパー! 東風谷早苗選手!!」

普通にセーブをしようとしては、当然ながら間に合わない。
ならばと、超サナエはゴールバーを大きくパンチで叩きその反動で地上へと急降下。 省55

[807]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/14(水) 19:08:58 ID:???
超サナエ「ッ!! どんな状況でもゴールは絶対許早苗!! ただのオーバーヘッドでゴールは割らせません!!」
魔理沙「ただのオーバーヘッドじゃねェ! くらえ! これが私の新技――『ドラゴンメテオ』だ!!!」
超サナエ「なにィ!?」

霊夢の零れ球に合わせ、オーバーヘッドの体勢を取る魔理沙。
超サナエは慌てて体勢を立て直そうと立ち上がり。
拳を握ってボールを弾き返そうとするが……それを見て魔理沙はにやりとほくそえむ。 省51

[808]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/14(水) 19:10:00 ID:???
超サナエと魔理沙との間に割って入り、自らの能力――「密と疎を操る程度の能力」を駆使し。
瞬間的に巨大化をして魔理沙のシュートをブロックに入った萃香。
その巨体に魔理沙の渾身のシュートがめり込むのだが……。
しかし、巨大化をした萃香を吹き飛ばす事は出来ず。
萃香は満足げに笑みつつ、そのまま跳ね返りそうになったボールを足を大きく振ってクリアーする。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
省39

[809]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/14(水) 19:11:01 ID:???
魔理沙「くっそ……!」
霊夢「あんたねぇ、新技使うならせめて決めなさいよ!? 大体それ消耗大きいんでしょ!?
   さっき抑えてくって言ったばっかなのにこんなところで使ってどうすんのよ!? 馬鹿!?」
魔理沙「うるせぇな、チャンスだったんだから仕方ねーだろ!?
    大体それを言うならお前だってあのシュート成功させとけよ! それなら私がねじ込む事だって無いんだ!」
超サナエ「ああ、もう……お二人ともそこら辺にしておきましょうよ……」 省23

[810]森崎名無しさん:2010/07/14(水) 21:17:14 ID:???
早苗さんが常識人通り越して善人に見えてくるふしぎ

[811]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/14(水) 21:33:09 ID:???
こうして2失点目のピンチを防いだ守矢フルーツズ。
しかし、博麗連合の二人のDFを警戒してか思うように攻め込めず……。
前半30分を過ぎても有効な手立てを見つけられず、未だスコアは0−1のままであった。

反町「うーん……守矢フルーツズは攻め切れてないな……」
レティ「DFとボランチであれだけガチガチに固められたら、早々簡単にゴールは狙えないものね……」
妖精1「……多分、人間のシュートでも人数差をかけてあのキクリってDFが来たら、防がれるでしょうしね」 省57


0ch BBS 2007-01-24