【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】

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【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】

[831]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To ：2010/07/16(金) 17:32:58 ID:???
ジョン「前半終了～！　両軍、よく戦いましたが前半戦は１－１の同点で終了となりましたァ！！
　　　　試合開始早々、魔理沙選手の開幕からの一撃が決まり。
　　　　前半１分も経たない内に博麗連合が先制。
　　　　しかし、３４分！　西尾？選手がＤＦのコンガラ選手、キクリ選手の体勢が崩れた隙を見計らいＰＡ内に突入し。
　　　　惜しくもゴールネットを揺らす事は無かったものの、天子選手がねじ込む機会を作り同点！
　　　　戦力が拮抗した、正に名勝負！　これは後半戦も更なる攻防が期待出来るでしょう！
　　　　果たしてこの試合勝利し、決勝戦へと駒を進めるのはどちらのチームか！？」

シュウウウウッ……

早苗「ふぅ……」

前半終了を告げる審判の笛が鳴ると同時、実況席は前半の攻防を振り返り……。
観客席の面々は両チームの競った試合展開に興奮したように歓声を上げる。
それらの声を聞きながら早苗は超モードを解除し、額に浮かんだ汗を拭う。
前半初め、不意打ちに近い形で打たれた魔理沙のマスタースパークに、得点は許してしまった。
しかし……霊夢のミラクルドライブ――否、夢想封印・集は辛うじてではあるものの弾き返し。
魔理沙の新技――「ドラゴンメテオ」も、萃香が見事にブロックをしてくれた。

早苗（魔理沙さんはあと打てて一回……二回。
　　　ですが、霊夢さんはまだまだ体力に余りがある筈……そこを守りきれるかどうか。
　　　それまで私が全力を出せるかどうか……それがこの試合の決め手になりますね）

昨日の試合の疲れが残っているのか、まだ前半が終わっただけだというのに半分程の体力しか残っていない早苗。
果たしてそれだけの体力で魔理沙、そして霊夢という二人を相手に勝てるのか……。
弱気になりそうな心を必死に諌めつつ、早苗はキーパーグローブを外すと両頬をパチンと叩き。
萃香らと共に、控え室へと戻っていくのだった。

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0ch BBS 2007-01-24