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【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】
[876]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/17(土) 17:54:54 ID:???
この試合、完全に文を止め続けてきたコンガラ。
それに対して、何度も何度も諏訪子達の指示でドリブル突破を仕掛けていた文。
知らず知らずの内にコンガラは文を、「ドリブルしか能が無い選手」と判断をしていた。
そして、それこそが文が付け入る隙となったのである。
文は決してドリブルしか出来ない選手ではない。
当然、一番の武器はその俊足を生かした圧倒的なドリブル能力。
しかし、射命丸文は烏天狗という種族の才能を忌憚無く発揮した高い空中戦の技量――。
そして、全てのオフェンスでオールラウンドに動ける、卓抜したセンスにあったのである。
文の能力――「風を操る程度の能力」を使い、大きく飛び上がるボール。
不意を突かれたコンガラは反応する事すら出来ず、センタリングが上がり……。
そのボールに向けて飛翔をするは、センターフォワードの天子。
対してゴールを守るキクリは、今度はどっしりと構えてブロックに行く姿勢を見せている。
キクリ(フォームはただのヘディング……オーバーヘッドでは無い!
それに、先ほどのシュートのような脅威も感じない……これならば!)
天子「お前それでいいのか?」
キクリ「え?」
天子「バックステッポォ!!」
パスッ
ジョン「あっ……あああああ〜っ!! こ、これは天子選手、ポストプレイだ!!
キクリ選手、完全に裏をかかれたかカットにいけない!
ボールはDFの裏へと落ち……こ、これは……!?」
諏訪子「来た来た来た来たァァァァァァアアアアアアアア〜ッ!!!!」
神奈子「決めるぞ、諏訪子!! こんなチャンス、もう二度と来ないッ!!!」
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0ch BBS 2007-01-24