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【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】


[877]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/17(土) 17:56:00 ID:???
天子の落としたボールに向けて走りこんでいたのは、守矢フルーツズの二柱。
キクリは完全に裏をかかれマークに向かえず、他のDF達もブロックに行けない。
完全にフリーの、絶好機。
ポストプレイを成功させた天子はニイと笑みを見せてしてやったりの顔を浮かべ。
センタリングを上げた文は不安そうな顔を二柱へと向ける。

霊夢「玄爺、落ち着きなさい! その二人に低い球のシュートは無い!!」
神奈子「さぁて、そいつはどうかな?」
諏訪子「ゲロゲロゲロ……! こいつを見て驚けェ! いっくぞー、神奈子!」
神奈子「おう、諏訪子!!」

バッ! バッ!! ギュウウウウウウウウウウウウウウッ!!!

お互いボールに向けて走りこみながら、諏訪子は右足を……神奈子は左足を大きく上げ。
そのまま、二人同時にボレーシュートの体勢を取る。
そのシュートフォームは、この幻想郷にいる選手にも馴染みとなっているもの。

穣子「か、神奈子様と諏訪子様が……!」
静葉「ツインシュート!?」

神奈子・諏訪子「「これが私達の……諏訪大戦だァァァァアアッ!!!」」

ブギュッ! ブルウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!

お互いの脚力を合わせ、同時にシュートを打つ事で威力を増大させるツインシュート――。
お互いの息がピタリと合っていなければ成功しないこのシュートを。
しかし、神奈子と諏訪子は見事に成功をさせた。


0ch BBS 2007-01-24