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【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】
[888]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/18(日) 15:52:49 ID:???
こうして守矢フルーツズの面々が改めて気合を入れていた頃。
博麗連合はというと、キャプテンの霊夢は頭をガシガシとかきむしりながら渋い顔を浮かべ……。
守矢フルーツズゴール、そして燃える早苗達を見てため息を吐く。
予想外の神奈子と諏訪子のコンビプレイにより、試合は再び振り出しに。
しかも早苗は体力を回復させており、更に守矢の攻撃は熾烈となるだろう。
霊夢(あーあ……こっちにも優秀なキーパーが欲しいわよ……。
って、無いもの強請りしても仕方ないし……)
魔理沙「……おい霊夢、私にやらせろ」
霊夢「ん?」
どうやって攻めたものか……と霊夢が考える中。
そんな霊夢の肩を掴みながら、低く唸るように言ったのは魔理沙である。
その瞳は守矢フルーツズゴール前――酒をがぶ飲みしている萃香に注がれており。
何としても彼女からゴールを奪ってみせる、という熱意が魔理沙から伝わってくる。
魔理沙「最後は私が決めてやる。 お前が運んで私が決める……それがこのチームのやり方だろうが」
霊夢「んー……」
魔理沙「萃香相手だろうが、私が決めてやる……だから運んで来い、霊夢」
霊夢(カッカしてるわね……熱くなったり気合入れたりして点が入るんなら誰も苦労しないんだけど……。
ま、実際魔理沙の……えーっと……ドラゴンメテオか。
あれなら萃香相手でも十分過ぎる程通用する筈だし……とはいえ、一発勝負になるし……。
ここは決定率を上げる為に……そうね……)
結局、霊夢は魔理沙の願いを聞き入れる事にした。
それは魔理沙の熱意に根負けしたとかではなく、純粋に勝率は悪くないだろうからという判断からである。
果たしてその判断が正しかったのか否か……魔理沙が萃香からゴールを割る事が出来るのか、否か。
その答えは、あと7分で出る事となる。
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0ch BBS 2007-01-24