※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】
[894]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/18(日) 15:59:08 ID:???
グルンッ!
魔理沙「ナイスパスだぜ、霊夢! 後は私が……決めてやる!!!」
萃香「まっ……魔理沙!?」
萃香が弾き返したボールに向けてオーバーヘッドの体勢を取りながら飛び上がっていたのは、魔理沙。
そう、霊夢は何もこのカウンターシュートで萃香を抜けるとは考えていなかった。
ただ彼女が考えていたのは、如何にすれば効率よく得点を上げる事が出来るか……それのみ。
ただシュートを連発していては、萃香の牙城は絶対に突き破れない。
霊夢と魔理沙も残る体力はお互いシュート一発分程度ずつしか残っていないのだ。
ならばどうするかと霊夢は考え……霊夢は自身が魔理沙の決定率を上げる為の囮となる事を選んだ。
早苗にドライブシュートを打たせる事も、それを自分がカウンターシュートで打ち返す事も。
そして、それを萃香がパンチングで弾き返す事も全てが霊夢の計算通りのものだったのである。
ブロックに入る者も、クリアーに向かう者もおらず……萃香は体勢を崩している状況。
そんな中で、魔理沙は本日2発目……これが最後の1発となるであろう、渾身のシュート。
ドラゴンメテオを、思い切りボールに叩きつける。
魔理沙「こいつで終わりだ! うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
萃香「ぐっ……くっ……おおおおおおおおおおおおっ!?」
ドガッ!! ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!
フリーの状態から放たれた破壊力を込めた弾丸は、懸命に立ち上がった萃香の手をすり抜けてゆく。
魔理沙は勝利を確信し、ぐっと拳を大きく握り締めた。
万全の体勢の萃香から取った点ではないというのは決して誇れるものではない。
しかし、それでもこの試合を決定付ける得点を上げる事が出来たというのは、喜ばしい事実。
魔理沙(私達の勝ちだ!!)
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24