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【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】


[901]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/18(日) 18:06:38 ID:???
萃香が蹴ったボールはボランチである衣玖を経由して、右サイドを走る文へとパスを送る。
既に後半は40分を過ぎており、これが守矢の最後の攻撃であるのは誰の目に見ても明らか。
霊夢は疲弊した体を懸命に動かしながら、苛立たしげにDFたちに指示を送る。

霊夢「コンガラ、文を止めにいって! キクリはゴール前を固める! 他の奴らもゴール前固めて!!
   いい? 人数かけていけば、あっちは決定打が無いんだからどうしようもなくなるのよ!」
コンガラ「了解した……!」
キクリ(確かにあちらの面々も疲弊はしていますからね……ここを凌げば、延長戦でVゴールを決めるのも難しくは無い……)

キャプテンである霊夢の指示を受けたDFたちは素直に動き。
コンガラは右サイドを上がってきた文に再度挑みかかるのだが……。

文「ですからドリブルはしませんって〜♪ それ、パスですよ〜!」
コンガラ「くっ……くそっ!!」

コンガラは完全に文に手玉に取られてしまい。

キクリ「今度はポストプレイなど……!!」
天子「生半可な天人には真似の出来ない……スルー!!」
キクリ「なっ……なにィ!?」

今度こそはポストプレイを阻止してみせると飛び上がったキクリは……。
しかし、空中戦ではやはり分が悪かったのか天子に軽くいなされ、スルーを許してしまう。
流れるような守矢フルーツズの最後の攻撃……。
ここまで堅守を誇ってきた博麗連合のDF達にも疲れが出たのか、それともこれが守矢の底力なのか。
完全に柱となっていた二人のDFを攻略された博麗連合は、スルーをされたボールの行方を見守るしかなく……。

ダダダダダダダッ!!

早苗「ナイススルーです、天子さん!!」


0ch BBS 2007-01-24