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【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】
[936]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/18(日) 21:56:21 ID:???
霊夢は悩んだ。
一体どうすれば靈夢に勝つことが出来るのか……どうすれば、靈夢と対等に戦えるのか。
靈夢のおまけという地位から逃れるには、果たしてどうすればいいのか。
悩んだ末――霊夢は幻想郷全土のルールを変える事にした。
即ち、妖怪退治の際には問答無用で妖怪を封印、或いは撲滅するのではなく。
スペルカードルール――弾幕ごっこで勝負をつける事を好しとしたのである。
これにより、人間と妖怪……多くの種族間にある絶対的な力の差というものが無くなった。
どんなに弱い者でも、強者に勝てるというルールを作り上げたのだった。
博麗霊夢はこのルールを作り上げると、早速とばかりに紅い霧を出していたレミリアを退治しに。
以前の妖怪退治の折に出会っていた霧雨魔理沙と共に向かった。
そして、霊夢と魔理沙はレミリアをスペルカードルールの下に倒し。
この異変は、見事に霊夢の初手柄となった。
それを見て、靈夢は微笑を浮かべながら博麗の巫女を退く事にしたのである。
靈夢「このルールなら、霊夢一人でもやっていけるわね」
命の奪い合いではない、敗北しても死にはしない弾幕ごっこ。
そのルールの下に戦うのならば、霊夢一人でもやっていけると判断しての退任。
こうして博麗霊夢は今の地位を手に入れ……博麗靈夢は隠居をする事となった。
結局、二人の間の因縁――というよりも、霊夢の一方的な劣等感は最後の最後まで収まる事は無かった。
なぜならば、博麗靈夢がこのような茶番――スペルカードルールというものは好かないとカードを作る事を放棄したからである。
そうして、霊夢はやがて元の怠惰な巫女へと戻っていった。
靈夢がいなくなった以上は自分が一番だという優越感と、靈夢に対する怒りを内に秘めながら。
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0ch BBS 2007-01-24