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【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】
[938]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/18(日) 21:58:24 ID:???
足ではさんだ霊夢のボールを、靈夢はいとも簡単にヘディングで弾き飛ばした。
瞬間、体格で劣る霊夢は吹き飛ばされ……靈夢は転がったボールを確保。
その動きはブランクがあるものには到底見えず、魔理沙は目を丸くするのだが……。
一方で霊夢は地面にはいずりながらもすぐさま立ち上がり、今度は靈夢からボールを奪い返そうとする。
霊夢「うあああああああああああああああああっ!!!」
靈夢「ほら、熱くなるだけでボールが奪えたら誰も苦労しないわよ?」
霊夢「うるさい……! うるさいうるさいうるさいうるさい……!!!」
その勝負は、まるで大人と子供……否、赤子であった。
先ほどの試合で要所要所で活躍を見せていた霊夢の姿は消え……。
そこにあったのは、ただ、ボールを奪おうと顔を真っ赤にしながらボールに追いすがる少女。
そして、それを完全に手玉にとって遊んでいる天才の姿があるのみ。
靈夢「……それ、シュートよ」
霊夢「ッ!!」
やがてその勝負にも飽きたのか、靈夢は霊夢をあっさりといなして完全にフリーの状況を作ると。
ボールを蹴ってゴールに見据えた扉目掛けて直撃させる。
靈夢「……1点ね」
霊夢「ぐっ……くっ……!!」
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0ch BBS 2007-01-24