※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】


[939]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/18(日) 21:59:25 ID:???
先代の博麗の巫女――博麗靈夢は健在であった。
無論、彼女も最初からブランクというものがまったく無かった訳ではない。
しかし、とある試合を経験し、そこで試合勘を養った今――。
今の彼女に、敵と呼べるような存在というのはほんの一握りしかおらず……。
そして、その敵と呼べるような存在の中に、霊夢は存在をしていなかったのだ。

霊夢「ふざけんじゃないわよ……! また……私から全部を奪うつもり……!?」
靈夢「練習してなかったあなたが悪い。 練習さえしてれば……そうね。 一度くらいはボールを零せたんじゃないかしら?」
霊夢「ふざけんじゃ……ないわよ……!!!」

靈夢と霊夢――天に愛された者同士。
だが、より天に祝福を受けていたのは、博麗靈夢であった……ただ、それだけの話。
お互い才能のある者、才能だけで戦ってきた者の実力は……。
地面に這い蹲り、嗚咽を漏らす霊夢――そして、それを見下ろす靈夢。
二人の今の構図を象徴する如く、圧倒的な差としてここにあった。

霊夢「努力しても全部無駄……どんだけ勉強しても……練習をしても……。
   私の術はあんたを超えない……!」
靈夢「だから数年間だけの努力じゃ駄目なのよ……何十年と続ければ……いずれは私を超えるわ」
霊夢「ふざけんな……!」
靈夢「ふざけてはいないんだけどね……まあ、いいわ。
   それより霊夢……ちゃんとフランス国際Jrユースには出なさいよ?」
霊夢「何を……!」
靈夢「私も出るの。 あなたが出てくれないと、楽しむ事すら出来そうにないから……ね?」
霊夢「………………!!」

そして、ここでこの大会が終わった後に開かれる大会――幻想郷の外へと出て。
全世界の名だたる強豪達と戦う大会の話を聞き、目を見開く霊夢。
既に現役を引退した靈夢が、何故いまさらと考えるのだが……それを見透かしたかのように、靈夢は口を開く。


0ch BBS 2007-01-24