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【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】
[940]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/18(日) 22:00:31 ID:???
靈夢「お灸を据えるのよ。 どっかの怠惰な巫女さんが、これ以上情けない姿を見せないように……ね」
霊夢「……くっ」
靈夢「それじゃあ、用件は全て伝えたわ……」
地面をダン!と握り拳を打ち付けて悔しがる霊夢を見た後……。
靈夢は小さくため息を吐いてから、通路を通って再び来た道を戻ろうとするのだが……。
魔理沙「……待ちやがれ!」
靈夢「……………」
その靈夢の背中に向けて大声を出して呼び止めたのは、霧雨魔理沙。
ここまで待ち、靈夢と霊夢の再会を見守っていた魔理沙は……。
しかし、苛立たしげに歯軋りをしながら、靈夢に向かって吼える。
そう、この魔理沙もまた、靈夢とは親交のある仲。
かつては共に妖怪退治にも向かった事のある、友人といっていい者なのだが……。
魔理沙「霊夢が出なきゃ楽しめないってのはどういう意味だ……! 私なんかいてもいなくても同じだってか!?」
靈夢「実際今日の試合を見たら、誰でもそう思うでしょう」
魔理沙「〜〜〜ッッ!!!」
今日の試合、一番重要な場面で大きなミスをしでかした魔理沙。
その魔理沙の傷に塩を塗るような言葉を吐いた靈夢は、しかし、事も無げにそのまま去ろうとし……。
魔理沙はしばらく声にならない声を出していたが、すぐさま、持っていたボールを地面に下ろし。
その右足を大きく振りかぶって、靈夢の後頭部目掛けてシュートを蹴り放つ。
魔理沙「……そんなでかい口、利けなくしてやる!! マスタースパァァァァァク!!!」
魔理沙が放つは、自身の渾身の必殺技。
これまで幻想郷サッカー界で幾多のゴールを量産し、貫いてきた黄金の閃光。
一瞬やりすぎたかと自分でも思ったそのボールは、しかし、靈夢の背後に徐々に迫ってゆき……。
バシィイイッ!!!
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0ch BBS 2007-01-24