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【道は険しく】キャプテンEDIT11【山は高い】


[574]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/07/11(日) 20:38:18 ID:???
井沢(何だよ、アレだけ活躍しておいてあの表情は……『もっとやれたのに、みんな余計なことを』って顔して……。
実況も翼、翼、翼……っ! アイツがマークされている分、ゲームメイクに貢献していたのは俺なんだぞ!?
……そりゃあ、あんなにベッタリマークされていてこの活躍は凄いさ。
けど、そのお陰で俺がいないように扱われるのは筋が違うんじゃないのか!?)

ポストプレイヤー長野と共に1アシストを記録し、自身でも1点を上げている井沢。
活躍と呼べるだけのプレイをしているのに日陰へと追いやられる現状に、彼の中で静かに不満が堆積し始めていた……。

来生(←今日1点にも絡んでいない)「翼と井沢、暗い顔しているけどどうしたんだ? 腹でも下したのか?」

滝「……うん、俺たちには分からないことで悩んでいるんだと思うよ」

来生(←シュートがGKにも届いていない)「何だそりゃ? ……はっ! まさか!?」

滝「凄く悪い予感がするけど、何を思いついたんだ?」

来生(←入りそうなシュートに限って枠外)「もしかして、俺たちに黙って美味いモン喰って、食べ慣れない味に腹を壊したのか!?」

滝「……幸せなヤツだな、お前って」

来生(←今日4本撃って無得点)「ハッハァ! 当たり前だろ? 俺みたいに才能に恵まれた選手が、不幸なわけないぜっ!」

滝「……そうだな。ハァ……」

底抜けにアッパーな来生の能天気さに反比例するかのように、滝のテンションはどん底に沈んでいく。
この時期、父の事業の業績が芳しくなく、チームでは森崎と翼の間に板挟み。
中学二年生という多感な年ごろの彼にとって、最近は心労の堪る時期であった。

選手たちには各々思うところのある結果だったが、南葛は昨年に続き圧倒的な戦績で初戦を突破。
この試合をリアルタイムで見た者たちは、今年も南葛は誰にも脅かされること無く優勝し、連覇を果たすと信じていた。
王者に敵無し、連覇に死角無し。それが大方の下馬評だった。
……この時は、まだ。


0ch BBS 2007-01-24