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【アリティア】ファイアーモリブレム18【リーグ】


[687]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/15(日) 19:30:24 ID:???
観客「昨日は惜しいところまでいったのに負けちまったからな〜」
  「今日はなんとしてでも勝って貰うためにしっかりと応援しないとな!」
  「へへ…こんなこともあろうかと昨日徹夜で横断幕を作ってきたんだぜ!」

そんな熱烈なサポーターたちを、サンパウロの引率者である片桐と
ヒューガーの監督代理を任されているモロドフが観客席の端のほうで眺めていた。

片桐「なんというか…優しい国民ですね。あの敗戦後も決して選手たちを詰ることなく
   暖かい拍手で健闘を湛えていた…羨ましいですね」

モロドフ「まだ我々の国ではサッカーはあくまで親睦を深めるオリエンテーションにしかすぎないのでしょう。
     もとよりアリティアの民は戦いを嫌うものが多い大らかで豊かな国です。
     あなた方の世界ではこのサッカーが…ときには国同士の争いの代理にもなるそうですな?」

片桐「確かにそう言うケースも無くは無いですね。ただ…やはり実際の戦争に比べれば」

モロドフ「森崎殿のことなら、ご心配なされるな。彼はこちらの世界でも問題なくやっておりますゆえ」

片桐の気がかりの一つは、今この大陸で暗黒戦争と呼ばれている紛争のことだ。
何者かによる森崎の能力減少を避けるためとは言え、
こんな危険な世界に彼を送り出したことを少なからず後悔していたのである。

片桐「…あなたがそう言うのならば、私としてはあなたに任せるしかありませんね。
   森崎は将来の全日本代表には決して欠かせない人物。くれぐれも宜しく頼みます」

モロドフ「うむ。…ところで、私のことについてだが…」

片桐「はい。分かっていますよ。あなたの正体についてはこれ以上言及はしません。
   森崎たちや他の選手たちにも気づかれないよう心がけます。ご安心を」

モロドフ「……それを聞いて安心した。わしはモロドフ。
     アリティアの重臣モロドフ。それ以外の何者でもないのだからね…」


0ch BBS 2007-01-24