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【アリティア】ファイアーモリブレム18【リーグ】


[893]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/19(木) 11:47:47 ID:???
並み居るブロッカーを派手に吹き飛ばし、松山のイーグルショットはノビを増しながら進んでいく。
森崎は以前よりさらに強さを増したこのシュートに対し、反応することさえできなかった。

森崎「なっ…!?がふうっ!!」

ドゴォッ!!

気づいたときには、荒鷲の爪が深々と森崎の鳩尾に食い込まれていた。
森崎はくの字に折れ曲がりながら、ゴールネットへとボールごと押し込まれていった。
その惨状は今まで苦戦を強いられながらも、勝利を信じて健気に応援してきた
アリティア国民たちを騒然とさせるにはあまりにも十分すぎるものであった。

観客「ひ…ひでぇ…」「ああ…サッカーって、こんなにも…残酷なゲームだったんだな…」
  「必死に頑張っているのに…実力が違いすぎるんだ」「もう…もう止めてあげてよ…可哀想だよ…」

未だボールを抱えながらうなだれ、立ち上がれない森崎を心配するどよめきが、アリティア王宮の中庭に広がっていく。
今ここには片桐がいないことが森崎にとって幸いだっただろう。
もしも片桐がまだこの地に残っていたら、全日本の主将争いにおいて大きなマイナス点をつけられていただろうから。

森崎「(…いてぇ……腹が………いてぇよ………)」

シュートによるダメージもそうだったが、今の森崎は精神的なダメージの方が深刻だった。
伏兵からの屈辱的な失点を招き、皆の力を貸してくれと鼓舞したにもかかわらずこのざまだ。
アカネイアカップでなんとか勝利し、カダインでの試合でも勝利を収め、
この大陸での生活が大きく自身のレベルアップに繋がっている。ここでの出会いと思い出が、
将来プロの選手としての大事な土台になっていってるという自信が、粉々に砕け散ろうとしていたのだ。

ミシェラン「お、おい森崎!しっかりしろ!森崎!」

ドーガ「も…森崎…今のシュートは仕方がない。例え俺たちが中央でブロックに飛んでいたとしても…防げたかどうか…」


0ch BBS 2007-01-24