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【郷土愛は】幻想のポイズン39【死なず】


[419]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:27:12 ID:???
静葉(一樹君ねぇ……。 ……そうねぇ、確かにいい子なのだけれど)

穣子たちから離れた場所――風呂に配置されたサウナの中に今正に入ろうとしていた静葉は。
穣子たちの会話を聞き、反町に対する自分の中での評価について今一度整理をしようとする。
彼女の中で反町一樹という存在は、やはり、ヒューイと同様、それほど大きなものではない。

静葉(真面目かと思えば試合中に寝たりもするし……何より危機管理能力が不安だわ。
   人を、妖怪を、全てを信じる……それが出来るのはとても素晴らしい、正に理想的な事。
   だけれど……それは不可能だわ……)

以前の風見幽香に対する会合で、静葉は反町の事を危機感の足りない人物だと認識していた。
静葉としても、以前の太陽の畑で幽香の育てた野菜を食べた事で個人的な好意は抱いているが……。
しかし、未だに幽香に対する警戒心は解かれていない。
最強の妖怪――文字通り、指先一つで全員をダウンさせられるような人物に対して。
完全に警戒を解ける程、彼女は現実というものを甘く見てはいなかったからである。
そして、そんな静葉は――幽香を全面的に信じるといったように動いた反町に対して。
人としては好意的ではあるが、しかし、あくまでもそこまでという評価を下していた。

静葉(……まあ、そこを私がカバーできるか出来ないかだけどね。
   穣子も直情的な子だから……)

ガチャ

幽香「あら?」
静葉「……失礼するわね」
幽香「ええ……」


0ch BBS 2007-01-24