【郷土愛は】幻想のポイズン39【死なず】

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[550]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To ：2010/07/30(金) 18:31:54 ID:???
＞Ｆ．そうだな、恨まれるかもしれない。
＞　　けれどそれは仕方の無い事だ、オレは全幻想郷として闘うと決めたんだから。
＞　　それにオレは試してみたいんだよ。アイツ等が必死になって力を付けた時…
＞　　その時の日向とオレ…どちらが強いのかを、な。
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穣子「……反町？」

静かに……爛々とした様子で低く、唸るような声で呟く反町。
その姿にいつもの常識人でどことなく頼りなげな雰囲気を持つ彼の面影は無く……。
穣子をはじめとした者達は一体どうしたのかとしきりに顔を見合わせながら、反町の様子を伺う。
しかし、反町はそんな穣子たちには気づかない様子で……今しがた自分が呟いた言葉。
その中に込められた思いについて、改めて整理をつけようとしていた。

反町（そうだ……俺は試してみたい……。　俺の実力が……日向に勝るのかどうか……！）

この幻想郷に来て、大きくストライカーとしての才能を芽吹かせた反町。
今でこそあの日向には決して負けない程の実力を持てたと確信を持っているが……。
それはあくまでも、反町がここに来て長くの月日を練習に費やしたから。
つまり、日向達には無い余計な時間の流れを反町が得たからに過ぎない。

反町（それじゃあ俺は日向に勝った事にはならないんだ。
　　　俺と日向、共に鍛える時間を設けなければ条件はイーブンにはならない……。
　　　だから、俺は試したいんだ……国際Ｊｒユース大会で――実力を伸ばした日向と俺が……どちらが勝つのか）

そして、それを実現するには……やはり反町が直接出向き。
日向達を徹底的に蹂躙し、彼らを本気にさせる事こそが一番の近道だと判断する。
全日本Ｊｒユースではあくまでもその他大勢扱いであった自分が彼らを圧倒的大差で打ち破れば。
当然ながら彼らは自己を恥じ、反町に恨み辛みを寄せるかもしれないが……。
何よりも悔しがり、そして大きなレベルアップを果たす事となるであろう。

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0ch BBS 2007-01-24