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【郷土愛は】幻想のポイズン39【死なず】


[843]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/09(月) 20:02:06 ID:???
あくまでも落ち着いて戦えば負ける事は無いとし、更に細かく選手達に注意を促した所で……。
パチュリーが小悪魔を呼ぶと、小悪魔は何やら疲れきった表情を浮かべたまま自身のバッグの中から大量の白い布――。
否――白い鉢巻を取り出し、周囲にいる出場する選手達へと配り始める。

フラン「え、何これ?」
パチュリー「鉢巻よ。 決勝戦に向けて、気を引き締めないと……ね?
      さぁ、小悪魔、みんなに配りなさい」
小悪魔「や、やってますよー」
パチュリー「……レミィ」
レミリア「え、ええ」

一体どうしてこんなものを突然渡してくるのかと疑問を抱きつつ……。
それでも名無しのメイド達は鉢巻を受け取ると、カチューシャを取り外して頭に巻きつけ始め。
美鈴とフランドールも帽子を取り、鉢巻を頭にくくり始める。
そして、そんな一同と離れた場所では……レミリアが自身のポケットから取り出した自作の鉢巻を。
メイド達が鉢巻を巻いていく光景を見ていた咲夜の前に、突き出していた。

咲夜「……お嬢様?」
レミリア「さ、咲夜、あなたの鉢巻はこれよ。 さぁ、巻きなさい」
咲夜「は……かしこまりました、お嬢様の命とあらば」

どことなく頬を紅潮させているレミリアから鉢巻を受け取った咲夜は、一度礼をしてからカチューシャを取り。
その銀髪の上から、まるで雪景色を思い出させるような白い鉢巻を巻いてゆく。
メイドに鉢巻とは何ともアンバランスな気もするが……それを見ていた三杉はあくまでも突っ込まず。
小悪魔から受け取った鉢巻を自身もまた付け、どこか安堵するような様子でレミリアと咲夜を見つめていたパチュリーに囁くのだった。


0ch BBS 2007-01-24