【過去の鎖と】キャプテン三杉5【未来への軌跡】

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[23]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw ：2010/07/23(金) 19:35:19 ID:???

ジェンティーレ「ファケッティは抜かれる、ここはカテナチオで凌ぐぞ！オレの指示を聞け！」

セザール「お、おう！」
ユルゲン「儘よ…」

動揺するユヴェントス選手が現れる中、ジェンティーレは冷静に危機を感じ取っていた。
そしてこの危機を乗り越えるべく、守備固めの作戦を宣言した。

“カテナチオ”…ゴール前に閂（かんぬき）をかける事を意味するイタリアの伝統的戦術。
特定のフォーメーションと優れたリベロ抜きに機能しないこの作戦を、ユヴェントスは使える。
一切の動揺がないジェンティーレはこの守備戦術の使用を決定した。

三杉「（流石にNo.1リベロと呼ばれるだけあって冷静だな…仕方ない。）もう君の相手はお終いだよ。」

ファケッティ「なんだと！？」

三杉は身を引きつつも足裏でスルスルとボールを後方へ下げ、急なタイミングでボールを軸足に当てた。
ボールはその反動でファケッティの股を抜き、三杉自身はダッシュでそのまま置いてけぼりにする。
あまりにも見事なホップスコッチに観客達は溜息を吐いた。
抜かれたファケッティはいよいよ冷静さを失い、大声で悪態をつくのだった。

ファケッティ「クソッタレ…！こ、こんな恥辱を味わう事になろうとは…！」

ジェンティーレ「（言わんこっちゃねえ… だが、こいつはマジでやばいぞ…？）」

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