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【過去の鎖と】キャプテン三杉5【未来への軌跡】


[414]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/23(月) 20:49:12 ID:???
そしていつの間にか、新田のスピードはブレーキをかける以前の物に戻っている。
切り替えして追い縋る事も出来ない二人は、この時点で完全に振り切られてしまった。

新田「ここだ!」

ボールの次の落下地点に向けて新田はグライダーのように飛翔した。
タイミングはバッチリ、競り合う相手もいない。
これが新田瞬のノートラップ・ランニングボレー・隼シュートの真価である。

ザシュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!

空気を切り裂くように、鞭のような右足がボールを捉えた。
新田の全速がボールに宿ったシュート、そのスピードは計り知れないレベルにあった。

セザール「通して堪るものかぁ!!」

必死の形相で跳び付いたセザールは、何とか足をボールに掠らせ、威力を減衰させた。
そしてもう一人のブロッカー、ジェンティーレ。
彼は読みが鋭く、離れた位置に居ても新田のタイミングを読めていた。
そう、ユルゲンとシレアが追いつく前に新田がシュートを放つ筈だったタイミングだ。
ジェンティーレは読みが鋭すぎたゆえ、最初の新田のフェイントに掛かってしまったのだ。


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0ch BBS 2007-01-24