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【過去の鎖と】キャプテン三杉5【未来への軌跡】
[462]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw
:2010/08/26(木) 19:43:44 ID:???
ダラピッコラを制して先に動いたマルコ。
隙がなければ作る、それはダラピッコラの持つ反応スピードを考えれば非常に有意だった。
だがカルバリョの実力はそう甘くない、マルコの狙いに反してあっさりと彼を避わしてみせたのだ。
スッ…!
カルバリョ「狙いはよくても守備自体が下手やったら意味あらへんよ!」
マルコ「あぁ…!?(す、隙を作ってやる実力すらないって言うのか…!)」
失意に落ちるマルコ。
けれども、ダラピッコラにとってマルコの言葉はまさに天啓に等しかった。
そしてそれ故に、意思が込められたこのマルコの行動も、決して無駄にはならなかった。
ダラピッコラ「(そうか、そう言う事か…! ディモールト・グラッツェ、マルコ・オジオ!!)
そのボールを貰うぜ、ミゲルゥゥゥゥゥ!!!!」
カルバリョ「あん!? 自棄んなったんか…ロマーノ!」
ダラピッコラのタックルは、スピードは十分だが狙いは直線的。
冷静にコースを見切ればカルバリョ程の実力者であれば避けるのは難しくない。
だがその際には僅かだがボールが足から離れ、バランスも多少は崩れる。
そして…僅か、ほんの僅かだがマルコによる崩しが、それを確かな『隙』にまで引き上げた。
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0ch BBS 2007-01-24