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【そして猫は】キャプテン松山25【途方にくれる】


[110]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/08/06(金) 23:06:20 ID:???

協力者を求め、松山の部屋前から廊下を進み、エントランスから厨房から特に力の強い妖怪を探して回るシャンハイ。
その捜索は思ったよりあっけなく終わった。
シャンハイの必死な姿を見つけて、観察気分の妖怪が、お気楽声でアプローチをかけてきたのだ。

こいし「何で飛び回ってるの〜? 楽しいこと見つけたんなら私にも教えて教えて」
シャンハイ「こ、こいしさぁぁん!!!」
こいし「っぷわ!? い、いきなり胸元に突っ込んでこないでよ!」

いきなり飛び込んでこられ、その衝撃にくの字になりかけたこいしは、ずり落ちかけた帽子を慌ててキャッチする。

こいし「それで、どうしたのか話してくれる?
    ギザ歯で出刃包丁振り回して襲い掛かりながらキューと鳴くゴマアザラシに追われてるの?」
シャンハイ「は、はい! いいえ! 実は……」

本能的に否定だけしっかりしてから。
シャンハイは、つかみ所なさすぎて今いち頼りにしていいか判らない相手だが、選ぶ余裕などなく事情を説明する。

こいし「わお、一人で旧都に逝っちゃったんだ! それじゃ血湧き肉踊る現場に急行しないと〜」
シャンハイ「ひ、光様を助けに向かってくれるのですね!?」
こいし「ん? 最近刺激少なかったし見に行くだけだよ〜。
     大丈夫例え死んだってサッカーできるし。 なんならゾンビにして家で飼ってあげる……から……」

こいしの屈託ない明るい声がどんどん萎んだ。
涙こそ流さないが、シャンハイの瞳は悲しみ一杯に染まりだすのを見て、どことなく居心地の悪さを感じてこう洩らす。

こいし「う〜ん……暇してるし、ちょっと連れ戻すだけなら手伝ってあげてもいいかな〜」
シャンハイ「っ……お、お願いします! 急いで……!」
こいし「(やだなぁ人助けなんてガラでもない。 朝の占いアンラッキーだったけど本当だなぁ)」


*こいしの評価値と好感度が大きく下がりました。



0ch BBS 2007-01-24