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【そして猫は】キャプテン松山25【途方にくれる】
[212]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2010/09/09(木) 23:13:14 ID:???
巻き込まれてるという実感はあるが、とりあえず松山にしても、練習疲れを早く癒したいので手早く終わらせる事に。
霊夢と正面から向かい合い、肘を立て手を握り……見ると霊夢の黒い瞳がとても近いところで揺れている。
若干のむず痒さを感じる松山だが――開始の合図をノリノリで紫が行った。
なし崩し的に腕相撲勝負が始まり……すぐして松山は奇妙なことに気付いた。
松山「(あれ? 霊夢さん力込めてるのか? 握る手は震えてるけど、なんだろうこれは……)」
見た目では、負けん気はある霊夢の表情は必死で、力んでいる様に見える。
が、余りに手応えがなく、松山が少し力を入れただけで、そこからは電車道。あっけなく勝負がついて紫が高らかに。
紫「そこまで! 勝者松山君〜。駄目ねぇ霊夢、ちっとも押し返せなかったじゃない」
霊夢「何言ってるのよ霊力抜き勝負なんてしたら、そもそもの体格も筋肉も違うのに勝てる訳ないでしょうが!」
松山「――――」
何かを崩されるような言葉を耳にしてしまった風に、松山は「俺が時を止めた」とばかりに硬直した。
そんな松山を見ながら、紫は扇子で隠した口元を少し笑みの形にし、霊夢に賞品を手渡す。
暫く霊夢は、誤魔化されないなどとぶつくさ言ってたが、茶の誘惑に負けた様に部屋に向け歩き出した。
見世物も終わったことで名無し達もどんどん姿を消し……松山(シャンハイ)、萃香、紫だけが残された。
松山「…………」
紫「神妙な顔ね。 で、どうなのかしら」
松山「どうって……いや何が、です?」
紫「さっきの腕相撲よ腕相撲。 感じたことや気付いたことがあれば、何でもいいから言って御覧なさいな」
松山「(え、え〜……? つくづく突拍子も脈絡もない……何でもいいなんて言われても何についてを?)」
萃香「……」
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0ch BBS 2007-01-24