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【そして猫は】キャプテン松山25【途方にくれる】


[220]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 00:04:41 ID:???

松山「そうだったのか。人間が放つパワーシュート。それが霊夢さんの天敵……?」
紫「そういうことね。 でも……私が言いたいのはそれではないのよ?」

懸命に答えたつもりの松山だったが、紫はあっさり、それが全ての正解ではないと言ってのけた。
じゃあ何か、と言いかける松山だったが……。

紫「これは……霊夢に認められたい目標とは剥離したものかもしれない。
  けど、それ以外の感情でもあるんなら、心の片隅に刻み込んでおきなさい」
松山「は、はぁ……(いやに改まるな。一体何だろう?)」
紫「それじゃ言うわ。
  天賦の才を有していようと、幾ら霊力があって妖怪退治が出来ようと……博麗霊夢は女の子だってことよ」

言われた言葉を正直にたっぷり吟味して……松山は盛大にため息をついてしまった。

松山「……霊夢さんが女の子って、そんなの見ればわかるじゃないですか」
紫「面白いわね、松山君は。
  私には、貴方が、その事実を心から理解しているとは思えないけどね。
  あらやだ、萃香が誰かさんに言ったことまんまになっちゃった」

紫が突然、今度は萃香に水を向けるも。
口を噤んで、妙に機嫌悪そうにしていた萃香は応えず、瓢箪を宙に舞わせて腰の位置に落として踵を返した。

萃香「…………さっ、てと私は引き上げるとするかい!
光も人形ちゃんも、そんなインチキ妖怪に付き合ってないで部屋戻んな」
紫「あ、あらなんか怒らせたかしら? ねぇ」
松山「さっぱり分かりません(眩しい笑顔で)」
シャンハイ「ごめんなさい私も……」

残った三者も、話の種も尽きたことでそれぞれ部屋に戻ったりした。
こうして地霊殿との試合前最後の練習は幕を閉じた。



0ch BBS 2007-01-24