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【そして猫は】キャプテン松山25【途方にくれる】
[221]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2010/09/10(金) 00:06:39 ID:???
地底といっても、都もあれば鉱脈もある。他観光スポットも点在する。
そう地霊殿から離れぬ場所、旧都を眺望できる見晴らしの良い高台があり……大妖怪・八雲紫はそこにいた。
三日月を思わせる形に開いたスキマに腰掛け、ツイと色っぽく、桜色の唇を半開きにし酒を煽り、景色を楽しむ。
その背後。 一陣の夜風ならず酒霧が吹きつけ……瞬く間もなく霧は濃度を増し、伊吹萃香が現れた。
紫は動じず、柔和に微笑み肩越しに振り返って、一献どうかと声をかけたが……。
萃香「あいにく酒の相手は遠慮しとくよ。
それより……何だい練習の時のは! 妙に光に霊夢のことを意識させるみたいな真似して……!」
練習時の紫の言動について、萃香は責めるように鋭く言及した。
しかし紫は予測済みか……「だってぇ」と杯の中の自分を見つめつつ、余裕で、萃香を挑発してるような態度を取る。
紫「霊夢ったら、もういい年頃だっていうのに浮いた噂一つもありゃしない。
人間なんて……適齢期迎えるなんてあっという間よ。 手近で済ませるにも……競争率は高い方?
仲良くなれた人間の男の子がいるなら、お節介の一つも焼きたくなるのは、そんなイケナイことかしら?
それとも……ふふっ貴女が相手役ならいいな〜とか、そういうこと?」
萃香「そっ、こいらの娘子じゃないんだ。んな浮言で誤魔化されはしないよ。
あのさあ……ずばり聞くが。 ……光の気持ちは考えてるのかい?」
長い付き合いペースには嵌らないと、決して主導権を譲る意味ではなく語勢を一歩退いた萃香が厳かに問い返す。
紫は杯を傾け、背後を振り向かぬまま答えた。
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0ch BBS 2007-01-24