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【そして猫は】キャプテン松山25【途方にくれる】


[239]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 22:46:45 ID:???

ゾンビフェアリーの手料理 →  コーヒー牛乳   牛乳


手作りであってもゾンビフェアリーの丁寧な動作は変わらず、白いテーブルクロスの上に『料理』が置かれた。
松山はウキウキと、(何故か箸もナイフもフォークもないことは気になりはしたが)献立を確かめる。
チョンと並べて置かれた白色の飲み物と、琥珀色の飲み物……それだけ、を前にピシと固まった。

松山「あ、あれ? これ牛乳と……珈琲牛乳、だね?」
ゾンビフェアリー「はい。 丹精を込めてお作りしました。 朝イチで届いた牛乳に、珈琲を加工し……」
松山「そ、そういうこと聞いてるんじゃなくて! ほらお腹に溜まるモノとか……が……」

しかしゾンビフェアリーは、自分の手料理に一片たりとも疑いを持たない様子でにこにこと見てくるだけ。
妖精の純粋な視線を前に、まさか追加の料理を今すぐ持ってこいとか……松山には言えなかった。

松山「(ぎ、牛乳は好きだぞ? 特に北海道の牛乳は美味しいんだ健康的なんだ!
    だ、だが……せ、せめて……練習後で試合控えてるんだし、トースト一枚位は……)」

兎にも角にも、用意された手料理を前にまごついてられず……松山は牛乳と珈琲牛乳とを連続で一気に飲み干した。
喉越しも後味も良く、冷えてて……とても美味い牛乳な故に、とても複雑な心境になってしまう。

松山「あ、ありがとう……美味しい牛乳だった!」
ゾンビフェアリー「良かった! そう言っていただけて私自信つきました!」
松山「ソ、ソウ……コレカラモガンバッテネ」

片言でどうにか夕食のお礼を述べてゾンビフェアリーを送り出した松山は、振ってた手をだらんと下げた。

松山「(マナー悪いが……あとでこっそり食べ物つまみに……)
    い、いや武士は食わねど(ギュルルルル)…………背、伸びるといいな〜なんてな! ははは!
    さ、さぁ夕食も飲んだし、残った時間……明日の試合の戦い方についてでも……ん?」



0ch BBS 2007-01-24