※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【そして猫は】キャプテン松山25【途方にくれる】


[252]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/12(日) 00:47:06 ID:???

G 俺がここまで来れたことに礼を言う



霊夢が部屋に訪れるまでの間、明日の試合でどう勝ちを拾えるか、松山はそれだけを真剣に考えていた。
しかしやってきた霊夢の顔を眺めてる内、ふと別の思いが胸中に湧いてきた。
思いとは感謝の気持ち。
今こうして地底の妖怪達と交流を結ぶまで、幻想郷で一人となった松山にはとても苦しい時期もあった。
矢尽き刀折れ、倒れる事なく前進を続けてこられたのは、霊夢の助けがあってこそではないかと思えた。
意識するや、湧き出る水の様に溢れてきて、松山は黙っていられずに霊夢に向けて告げた。

松山「霊夢さん」
霊夢「……」

少し緊張含めた松山の声音に、シャンハイとお茶の談義に移りかけてた霊夢が、何事かと目線で問うてくる。

松山「前も言ったけど、もう一度言わせてくれ。
    ありがとう。
    俺が腐ったり歪んだりせず、今も目標に向かって進めるのは……。
    もちろんシャンハイがいて、萃香さんも良くしてくれて……。
    そして……そして霊夢さんの助けがあってこそ、だと。 これまでのこと、全て、本当に感謝しているんだ!」
霊夢「……ぁ……?」

座ったままな霊夢は一瞬口を半開きに、表情も固定された。
すぐに目線を履物に向けて、松山の続けて吐きかけた言葉を右掌で遮る様にして留めた。



0ch BBS 2007-01-24