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【そして猫は】キャプテン松山25【途方にくれる】


[303]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 20:51:25 ID:???

D ひとまず棚上げして、シャンハイに【賢者の石-Replica-】の進展を訊く


一度始めたからには、噛り付いてでも答えを明らかにしようと松山は脳力を全力で使い考える。
が、幻想郷に来る前は、当然ながらサッカーに明け暮れて、指輪や空想の物語などろくすっぽ読んだ試しもなく。
魔法が普通に存在する幻想郷へ来てからも、魔法について薫陶を受けた訳でもない松山に発想を求めるのは酷だった。

松山「(……………………駄目だ! 分からん!
俺のオツムがあまり良くないのもあるんだろうけど、子供に学術書渡して学説立てろとかと同じだろ!?)」

顎に拳を当てながらで困窮極まった松山は、楽しそうにお喋りをする二人の声に気付き、そっと横目で見る。

霊夢「でね、連れて来られる前に里行ったんだけど、他と雰囲気の違う茶店見つけたのよ。
    咲夜がレミリアに用意しそうな西洋のタルトとか〜そういうのメニューに沢山並んでたわよ」
シャンハイ「わぁっ、いいですね。 え、そのお店でアリス様に似たウェイトレスさんを……?」
霊夢「声かけようとしたらさ〜っと逃げたけどね。
    他にも……金髪で妙に履いてるスカート気にしてて、客と余り視線合わそうとしない不自然な店員もいたわ」

どうやた人里にオープンした喫茶店と、そこのケーキについて話してるらしく、これまた松山には縁遠い話だった。

松山「(割り込みにくいし、話の最中悪いけど……やっぱり餅は餅屋だ。
    そうだ魔法といえば、紅魔館のスパイメイドさんから譲ってもらったアレ、どうなってるかな)」

テーブル中央の辺にお行儀よく正座して霊夢と話してるシャンハイに声をかけると、快活に返事をされる。

松山「話してるとこ、ごめんなシャンハイ。 ちょっと気になってさ。ほら、あのメイドさんから貰ったあの石の事」
シャンハイ「あ、ハイ賢者の石ですね。 ここにあります。 恐らく今晩中には……ッハイ!?」

不意に、ガチャンと少し強めに、地霊殿でよく使われてるティーカップを下ろした霊夢がシャンハイを凝視していた。
夢に出てきた物が、現実で転がり出てきたのを見たような……。
霊夢はそんな面持ちで、シャンハイが出した賢者の石をまじまじと見る。



0ch BBS 2007-01-24